28日、叡王のタイトル防衛を決めた藤井聡太六冠。翌29日は、会場となった岩手県宮古市で鉄道ファンとしてたまらない体験をしました。

　28日に宮古市内で行われた菅井竜也八段との叡王戦五番勝負第4局は、同じ局面が4回現れる「千日手」が2度も成立。

　午後7時すぎから始まった3回目の対局で藤井六冠が勝ち、タイトル防衛を果たしました。

「今シリーズは本当に大変な将棋が続いた。結果を出すことができたのはすごくうれしい」（藤井聡太 六冠）

　激闘を制した藤井六冠が29日、東日本大震災の津波被害から復旧した三陸鉄道を訪れました。

　鉄道好きとして知られる藤井六冠は宮古駅の一日駅長に就任し、車両基地を見学したほか車両の運転を体験しました。

「三陸地域の”復興の象徴”といえる路線なのかなと思っている。本当に実際の車両でやるとは思っていなかったので、運転免許を持っていないのにいいのかなって。すごく緊張したけど 素晴らしい経験ができた」（藤井聡太 六冠）

　藤井六冠は31日から最年少の「名人」獲得と史上2人目の七冠達成をかけて、長野県で渡辺明名人と対戦します。

(5月29日15:40～放送メ～テレ『アップ！』より)