QRコードで小学校児童の出欠確認 職員室のモニターにリアルタイム表示、負担軽減と安全確保へ実証実験

2023年5月29日 16:41
児童の出欠をQRコードで管理することで、教師の業務の負担軽減などを目指す実証実験が愛知県刈谷市の小学校で始まっています。
 デンソーウェーブが進める教育現場のICT化の取り組みで、刈谷市の小垣江東小学校で先週から行われています。

 児童一人ひとりに固有のQRコードを発行して、登校時にQRコードを読み込ませることで出席の状況などを把握し、そのデータが職員室にあるモニターにリアルタイムで表示されます。

 この小学校では、保護者からの欠席連絡を受けるだけではなく、教師による下駄箱の靴の有無、各教室での目視の3段階で児童の登校を確認しています。

 このシステムが導入されれば、教師の負担軽減と児童の安全確保の迅速化につながると期待されます。
 

ORコードをかざす児童

教師の負担軽減と児童の安全確保の迅速化へ
 29日は、実証実験の対象となっている4年生の児童が、登校するとQRコードを機械にかざし、教室に入っていきました。

 小垣江東小学校の塚本茂博教頭は「スムーズにQRコード読み取りや体温チェックもできるので有益だと感じている」と話しました。

 現在、様々な場面で使われているQRコードは、デンソーウェーブが1994年に開発しました。

 「子どもの学習のICT化は進んでいるんですけど、教員の方の効率化・ICT化は取り組んでいないと思って、我々の技術が活かせると思い、今回の話を学校にしました」(デンソーウェーブ ソリューション事業部 石本誉さん)
 
 この実証実験は6月2日まで行われます。

(5月29日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)
 

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