中部電力と名鉄も“高額回答”  春闘で1万2000円~1万5000円のベースアップへ

2025年3月13日 19:39
回答のヤマ場を迎えた春闘。中部電力は労働組合の要求に満額回答し、名古屋鉄道も大幅な賃上げを実施します。
 中部電力・中部電力パワーグリッド・中部電力ミライズの3社は、基本給を底上げするベースアップとしてモデルケースで月額1万2000円の引き上げで労働組合と妥結しました。

 また、ボーナスにあたる年間一時金は平均198万円を支給します。

 労働組合の要求に満額で答えました。

 経営側は「好調な業績見通しを踏まえ、従業員のモチベーション向上などを理由に組合の要求に満額回答した」としています。

 一方、名古屋鉄道はベースアップ分として、平均で月額1万5000円の引き上げを労働組合に回答しました。

 定期昇給や手当などを含めると平均で2万円を超える賃上げになるとしています。

 賃上げ率は月収ベースでみると約6%で、対象者によっては最大10%以上になるとしています。

 名鉄では「安心して長く働いてもらうことなどが狙い」だとしています。

 東海地方では、これまでにトヨタ自動車をはじめとした自動車関係の大手企業などで高額な回答が相次いでいます。

 また、JR東海や日本ガイシは、過去最高額の回答をしています。

 今後、中小企業にも賃上げの波が広がるかが焦点となっています。
 

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