1億7千万円を横領「アイドルに費やす金ほしさの犯行」 病院元職員の男に懲役8年を求刑 三重・南伊勢町

2025年3月13日 19:14
三重県の南伊勢病院などで約1億7000万円を横領した罪などに問われている元職員の男の裁判で、検察側は懲役8年を求刑しました。
 起訴状によりますと、南伊勢町の元職員、廣出翔被告(41)は、2016年から2022年にかけて、南伊勢病院などの口座から約700回にわたり現金合わせて約1億7000万円を横領したとされています。

 13日の裁判で、検察側は「生活水準に見合わないほど、応援するアイドルなどに費やす金銭欲しさの犯行で、動機が極めて自己中心的かつ身勝手」などとして、懲役8年を求刑しました。

 一方、弁護側は「およそ1000万円を南伊勢町に返還している」「懲戒免職処分となり、社会的制裁を受けた」などとして、寛大な判決を求めました。
 
 判決は5月8日に言い渡されます。
 

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