新アリーナ建設めぐり豊橋市長が知事に審査を申し立て 審査を経て90日以内に裁定 愛知

2025年2月18日 23:24
愛知県の豊橋市長が計画の中止を表明している新アリーナの建設をめぐり、対立する市議会が契約解除に関する改正条例案を2度にわたり可決したことを受け、市長は法令違反を主張し愛知県の大村知事に審査を申し立てました。
 豊橋市の長坂尚登市長は、新アリーナ建設計画の反対を表明し、契約解除に向けた協議を事業者に申し入れています。

 これに対し、去年12月、市議会では「議会の議決を得て締結した契約に関しては解除にも議決を必要とする」とする条例改正案が、可決されました。

 アリーナ建設の推進派が多数を占める市議会では、市長の契約解除に向けた動きをけん制する狙いがあるとみられます。

 長坂市長は、審議のやり直しを求め、「再議」となりましたが、先月29日の臨時会でも、再び可決されました。

 これを受け18日、長坂市長は「議会の権限を超え法令に違反する」として、大村知事に議決の取り消しを求める審査申し立てをしました。

 今後、大村知事は任命された第三者の委員による審査を経て、19日から90日以内に豊橋市議会による議決を取り消すか、申し立てを棄却するか裁定をします。
 

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