つらい目の花粉症に「まぶたに塗る」画期的な薬が登場 子どもにもおすすめ、使用法と価格は

2025年2月14日 13:28
いまや国民病ともいわれる花粉症。様々な症状がありますが、特に「目のかゆみ」に効果があるという画期的な薬が登場しました。

まぶたに塗るタイプの花粉症治療薬

 ウェザーニュースの予想によると、名古屋のスギ花粉の飛散開始は16日から20日にかけて。

 飛散量は 愛知県は平年と比べ136%、岐阜県は160%、三重県は164%で、全国的に多くなる見込みです。
 
薬の成分がまぶたを通して目に届く
 花粉症の主な症状と言えば、くしゃみに鼻水。そして「目のかゆみ」に悩まされている人も多いのでは?

 この「目の花粉症」について、今までにない治療薬が登場しました。

 その治療薬を処方できるという名古屋市熱田区の「名古屋アイクリニック」の中村友昭院長に聞きました。

「花粉の量が最近多くなったこともあるが、年齢に関係なく、お子さんから高齢者まで非常に多くなっている。今までは点眼薬(目薬)を処方するのが普通だったけれど、軟膏(クリーム)の薬が出たんです」(中村院長)

 去年5月、まぶたに塗るクリームタイプの治療薬が登場。世界初の薬だといいます。

 使い方はクリームを1.3cmほど指先に出し、上下のまぶたに半量ずつ優しくなじませるだけ。

 薬の成分が皮膚を通過して目の中に届き、その作用は24時間続くため、塗るのは1日1回だけで済むそうです。
 

花粉症のクリーム薬の使い方

「実質の価格は点眼薬と同じくらい」
「目薬は1日4回点眼の場合、効果は『効いて』『弱くなって』また目薬をして効果が出てを繰り返す感じ。それに対してクリーム薬はつけたらずっと効果が持続する。そこも良いところと言われています」(中村院長)

Q.こういった人におすすめできるというのは?」
「子どもですね。特に小さなお子さんは目薬を嫌がる。目をつむっていても塗ればいいわけですから、これは非常にいいんじゃないか」(中村院長)

 また、日常的にメイクをする女性やコンタクトレンズを使用している人にもお勧めだそうです。

 価格は点眼薬より高いそうですが、1本で約1カ月使用できるので、実質の価格は同じくらいだと中村院長は話します。

 眼科以外でも、薬があれば耳鼻科や小児科などでも処方できるということです。
 

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