14日開幕、Jリーグ制覇目指す名古屋グランパス 攻守のキーマン支える"癒しの存在"

2025年2月13日 17:45
2月14日に明治安田J1リーグが開幕します。2010年以来のリーグ制覇を目指す名古屋グランパスの「攻守のキーマン」には、癒しの存在がいました。

1日警察署長を務めた三國ケネディエブス選手

 昨シーズン、三大タイトルの一つ、ルヴァンカップを制した名古屋グランパス。

「リーグ優勝が我々の最終目標なので、今季はチャレンジしていかないといけない」(長谷川健太監督)

 15年ぶりのリーグ制覇へ、監督が期待を寄せるのは…。

「キーマンは三國です。1年間でだいぶ成長してくれた」(長谷川監督)

 身長193センチ。「1日警察署長」を務めたグランパス守備のキーマン。

「チームを代表して、しっかりと取り締まっていければいいかなって思います」
 

長身とスピードを兼ね備えた三國ケネディエブス選手

守備のキーマン・三國ケネディエブス選手
 長身を生かした空中戦の強さに、スピードを兼ね備えたディフェンダー・三國ケネディエブス選手(24)です。

 新加入した昨シーズンは、キャリアハイとなるリーグ戦38試合中35試合に出場。

 さらに、ルヴァンカップ優勝に貢献するなど飛躍の1年となりました。

「年間を通してピッチに立てて、自分のサッカーキャリアにとっても大事な一歩で、非常に成長できた1年だった」(三國選手)
 

「子どもたちは宝」と語る三國選手

三國選手の原動力は息子と娘
 今や不動のレギュラーとなった24歳の原動力となっているのが…。

「一言でいうなら、宝ですね」(三國選手)

 2歳の息子と、生後半年になる娘の存在です。

「疲れて家に帰ったとき、子どもたちがいたら癒されるし、子どもができてからサッカーも右肩上がりで成長できているので、子どもの存在は大きいですね。35歳までサッカーを頑張りたいと思っていて、そのとき子どもが中学生くらいなので、『お前のお父さんすごいな』と思われるように頑張りたい」(三國選手)
 

リーグ優勝への決意を語る三國選手

子どもたちと毎日ビデオ通話
 1月の沖縄キャンプで、ディフェンスリーダーとしてチームを統率する三國選手。
 コミュニケーションを密に取ることも欠かしません。

 のべ18日間に及んだハードな合宿。疲れを癒してくれたのは、やはり子どもたちの存在でした。

「毎日連絡を取っています。息子が寝る前にビデオ通話をして、最後に『おやすみ』と言って切るようにしています。会えない期間があったので(帰ったら)愛情を注ぎたい」(三國選手)

 家族を「守る」一家の大黒柱が、グランパスでは守備の要としてゴールを「守り」抜きます。

「迫力を持ったプレー。背中で引っ張っていきたいのと、しっかり声も出して周りをまとめながらやっていきたい。必ずリーグ優勝を果たしたい」(三國選手)
 

攻撃のキーマンの山岸祐也選手

攻撃のキーマンは山岸祐也選手
 一方、攻撃のキーマンは、フォワードの山岸祐也選手(31)。

 ゴールパフォーマンス「山ピース」が代名詞。

「(シーズン開幕に)ワクワクしています。すごく楽しみだし、今季早く始まってほしいという気持ちが強い」(山岸選手)

 アビスパ福岡で2年連続2ケタ得点の実績をひっさげ、昨シーズンにグランパスに加入。得点力不足に苦しんでいたチームの攻撃力アップを期待されていました。
 

昨季はリハビリ生活を経験した山岸選手

昨季はプロ入り初のリハビリ生活を経験
 しかし、開幕3週間前に右ひざを負傷。

 復帰して間もなく、今度は左膝をケガ。3度の離脱を余儀なくされ、プロキャリア9年目で最も少ないゴール数となりました。

「プロに入ってから長期離脱というのが1回もなくて、不甲斐ないというか悔しい気持ち」(山岸選手)

 プロ人生初のリハビリ生活を経験した山岸選手。

 そんな時、寄り添ってくれたのが、愛犬の「レオ」くんでした。

「(リハビリ中)練習はちゃんとしていましたけど、帰ってから犬とドッグランに行ったり、ドッグカフェに行ったりしてゆっくり過ごした」(山岸選手)
 

ぬいぐるみを使って愛犬レオくんとの暮らしを語る山岸選手

愛犬レオくんとの毎日
「こんにちは~。どうぞ」(山岸選手)

 自宅にお邪魔すると、至るところにレオくんのグッズが。

「(フィギュアが)めっちゃ丸くて可愛い。わかります?」(山岸選手)

「お気に入りはレオとのパズル。受注で作って、世界に一つ。レオが超幸せそうな顔をしていて、気持ちいい顔していて超お気に入り」(山岸選手)

Q.なぜ受注しようと?
「だって可愛いくないですか?可愛いいでしょ!?だから作りました」(山岸選手)

 ところがこの日、肝心のレオくんはどこにも見当たらず…。

Q.レオくんはどこに?
「今は実家にいます。レオはキャンプのとき一人で生活できないので」(山岸選手)

 ということで、いつも一緒に試合の映像を見返すレオくんとの日常を、ぬいぐるみで再現してもらいました。

「(試合を)膝の上で見たり、脇にいたり」(山岸選手)

 ミスしたシーンではこんなエピソードも…。

「『ハ!?』 とか『あ~これだ』みたいなことを言うと、レオは首だけこっち向いて、『え?何?』みたいな顔で見てくるんです。レオじゃないって言ってやってます。レオのためにサッカー頑張っています(笑)。嘘じゃないんですけど、レオのためは一つあります」(山岸選手)
 

リーグ開幕に「ワクワクしている」と語る山岸選手

今季は好調で開幕迎える
 10月の復帰以降は、すべての試合に出場。

 ルヴァンカップ制覇に導くなど、復調の兆しを見せた山岸選手。

 今シーズン初の練習試合でもハットトリックを決め、調子の良さを存分にアピールしました。

 グランパスの開幕戦は15日。

 山岸選手の「ワン」ダフルなゴールで、ナンバー「ワン」チームに導きます。

「Jリーグ優勝争いをするチームは2桁ゴールを決める選手が2~3人いる。ゴール数が増えていかないと優勝争いはできない。1年間戦っての優勝なので、そこを目指して頑張りたい」(山岸選手)

(2025年2月13日放送 メ~テレ「ドデスカ+ じもスポ!」より)
 

これまでに入っているニュース

もっと見る

これまでのニュースを配信中