急な冷え込みで「しもやけ」増加 原因は「急激な寒暖差」 予防法を医師に聞く

2025年2月6日 17:46
”最強寒気”の影響が各地で長引いています。そんな中で、急な冷え込みが「大敵」となる体のトラブルのひとつ「しもやけ」の患者がいま増えているといいます。
 赤くなった指。それに伴い起きる、かゆみと痛み。

 「しもやけ」のつらい症状。街で話を聞いてみると…。

Q.しもやけありますか?
「あります。足の先などが赤くなったりはある」(30代)

「普段は感じないが、耳がかゆくなったりとか手足、足先がかゆくなったりはする」(50代)

 愛知県大口町にある皮膚科のクリニックにも「しもやけ」の患者が増えているといいます。

「寒波が来ているので、耳や手足の先などがしもやけになって、来院される方が最近になって特に増えています」(大城皮フ科クリニック 大城宏治 院長)
 

しもやけとは(大城皮フ科クリニック 大城院長)

原因は「急激な寒暖差」
 しもやけが起きる主な原因。それは「急激な寒暖差」だといいます。

「しもやけは寒いところに長時間いた後に暖かいところに入ると末梢の血管が閉じてしまう。急激に血流を増やそうとする。それによって、通るところが狭くなったところにたくさんの血流が来てしまうので、血流がたまってしまって、むくんでしまう。及び、赤く腫れてしまうような症状をきたしてしまいますね」(大城院長)

 しもやけは、手や足の指、耳たぶ、鼻など、体の末端やその周辺部分に起こりやすいといいます。

「子どもであれば、寒い中で長時間外に出て遊んでいるとか、雨や雪の中で遊んだ後、いきなりお風呂にボンと入ってしまった段階で温度差がすごいので、指先や足などにしもやけを当日に発症する方もいる」(大城院長)
 

入浴後の冷たい床でも「しもやけ」のリスク

家の中でも“しもやけ”に注意
 手袋や帽子で保温することはもちろん雪でぬれた服や靴下は、乾いた新しいものに替えることが重要です。

 濡れたままだと熱を奪われてしまい、しもやけになる可能性があります。

 気を付けたいのは、外出時だけではありません。

「家の中で、しもやけになる方というのは、おそらく床からの冷気を遮断できていないことが1番の原因。できれば入浴後、いきなり冷たい10℃以下の床とかに足がついてしまうと、それでしもやけになってしまうので、特に入浴後、温まった皮膚を冷まさないように保温していく。靴下を履いたりとか。上履きで保護していただいたりとか、そういうことが大切になってきます」(大城院長)
 

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