徳川家康で注目されている愛知県岡崎市ですが、4月2日（日）の「将棋まつり」には、将棋の藤井総太六冠が登場して、さらに盛り上がりを見せそうです。

　桜がまさに見頃を迎えている岡崎市。岡崎公園を中心に「桜まつり」が開かれていて、連日大勢の花見客でにぎわっています。

「キレイですね。人たくさん」「僕、岡崎出身なんですけど、平日にこんなに人多かったかな（笑）」（花見客）

　そんな岡崎公園から少し離れた岡崎市民会館で、4月の1日（土）・2日（日）に開かれるのが「岡崎将棋まつり」です。

　子ども将棋大会と、プロ棋士によるトークショーと公開対局が行われます。

　今年は、先日、史上最年少で六冠を達成した藤井聡太六冠が6年ぶりに参加！

　まだ中学生だった前回2017年にはトークショーでこんなことも話していました。

「好きな科目は数学です。答えがはっきり出るから。嫌いな科目が美術です。何を作ればいいのかわからないという段階でして」（当時14歳の藤井さん）

　今年は、定員900人に対して、去年の4倍の1800人を超える応募が全国から殺到。藤井六冠の人気の高さがうかがえます。

　

　そして、いまや対局とセットで定番なのが、棋士に振舞われる“勝負めし”です。「岡崎将棋まつり」では、棋士は、用意された7種類の中から、好きなお弁当を選びます。　

　その一つが、岡崎公園にも出店している「城北飯店」が提供する「岡崎美味中華弁当」です。酢豚や海老チリなど、7品が入ったボリューム満点のお弁当です。

「麻婆豆腐の肉みそに岡崎の八丁味噌を使っています。深みのある味になります。ぜひ藤井さんに選んで頂いて、勝利に貢献できる弁当になればいいかなと思います」（城北飯店　浅野務代表）

　実は、このお弁当、2日（日）まで期間限定で販売されていて、今なら中華弁当を食べながら、お花見をすることもできます。

「麻婆豆腐が本当にパンチが効いています」「これをもし藤井君が食べたら“必殺の一撃”が出るかも」（弁当を食べた人）

　また棋士には「おやつ」も用意されていて、徳川家康をモチーフにしたスイーツや、地元食材を使ったスイーツを楽しんでもらうということです。

　さらに岡崎市観光協会では、特別なプランを企画！

「(今回の将棋まつりの)公開対局とトークショーのチケットがついた宿泊プランをご用意させていただきました。」（岡崎市観光協会 大野恭子さん）

　前日に、岡崎市内の4つのホテルのいずれかに一泊。そして通常なら抽選で決まる、翌日の藤井六冠らによる公開対局と、トークショーの観覧が確実に出来るという、まさに夢のようなプランです！

「確実にチケットがついて、宿泊して旅行も楽しんでもらいながら岡崎の魅力を感じていただけるものでつくれたらなと（プランを作りました）」（岡崎市観光協会 大野恭子さん）

　今回、実際に使われる部屋のひとつを見せてもらいました。

「部屋の奥には岡崎城が見えます。さらに今なら桜も楽しむことができます」（記者）

　贅沢な景色も一緒に楽しめる、このホテルの宿泊プランは、観覧チケットなどを含め、2万5000円から。ほかのホテルと合わせて29部屋を用意しましたが...。

「サイトをオープンしたと同時に申し込みが殺到し、ほぼ翌日にはすべての部屋が満室になりました」（岡崎市観光協会 大野恭子さん）

　急きょ、5部屋増やしましたが、追加分もすぐに満室になったそうです。

「きょう（30日）の段階で153件のキャンセル待ちがございます。今回、藤井竜王(が来る)ということで、注目度は高いと分かっていたところではるんですが。こんなに人って早く予約できるんだと思うくらいのスピードでビックリしました」（岡崎市観光協会 大野恭子さん）

（3月30日　15:40～放送　メ～テレ『アップ！』より）