ドラゴンズから唯一、WBC日本代表に選出されているのは高橋宏斗投手。栗山監督の期待も相当高いようです。ドラゴンズ伝説のサウスポー・今中慎二さんに、開幕戦に向けた期待と活躍の可能性について聞きました。

　ドラゴンズから唯一、WBC日本代表に選ばれている愛知県尾張旭市出身、高橋宏斗投手。

　大会に向けての調整は順調そのもの。凱旋登板となった4日のドラゴンズ戦では4者連続三振を奪い、最高の仕上がりを披露してくれました。

　メンバーでは最年少のハタチ。メジャーリーガーの大谷選手やダルビッシュ投手といった一流プレーヤーが一流たるゆえんを、日々、肌で感じ取っています。

「一球に対する意識、ボールの握り・感覚・調整の仕方、すべてのところで一流の選手は、それなりの納得できる調整だったり、意識をもち方をしているし自分自身がなんとなくやっていることを意識高めてやっている」（高橋宏斗投手）

　いよいよ、きょう行われるWBC日本代表の初戦。プロ野球ファン、そしてドラゴンズファンの高橋投手への期待は、チームを率いる栗山監督の言葉が、すべてを物語っています。

「（高橋投手の招集には）こだわりがあって、僕の感覚的には間違いなく日本の中心ピッチャーになっていく素材で今回、どうしても経験させたかった。それも困ったときにこういうピッチャーが大活躍しそうだと感じる」（栗山監督）

「自分はどこで起用されてもベストパフォーマンスが発揮できるように頑張りたい」（高橋宏斗投手）

　今中慎二さんは、「投げっぷり、腕の振りっぷりが他のピッチャーよりも非常に良い」と高橋投手に太鼓判。「ストレートと落ちるボールで空振りや三振を獲れるのは、他の選手には真似できない」と評価しました。

　また起用法については、「どこで投げてもおかしくない」としたうえで、「接戦やタイブレークになった時の要員として非常に重要」と指摘。「意外と大変なポジション」と、重責を担う高橋投手にエールを送っていました。

(3月9日15:40～放送メ～テレ『アップ！』より)