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トランポリンのスーパー小学生、世界デビューで自己ベスト「腹筋を6個に割りたい」日課は父との筋トレ

2023年2月23日 17:09
トランポリンの国際大会にデビューした三重のスーパー小学生。強さの裏にあったのは、お父さん泣かせ?の自宅で毎日行っている「ある取り組み」でした。
 学校から帰ったら、すぐに宿題。

 三重県鈴鹿市の小学6年生・谷好健琉(たによし・たける)選手(12)。

 「一番好きな教科は体育です。跳び箱とかが好きです、跳ぶのが好きです」(谷好健琉 選手)
 

谷好健琉 選手の練習風景

トランポリンの世代トップクラス谷好健琉「将来の夢は五輪」
 自慢の跳躍力で打ち込んでいる競技がトランポリン。

 技の難度や出来栄え、滞空時間に加え、いかに真ん中で跳び続けられるかを競います。

 実力は世代トップクラス、全日本ジュニア選手権2位など国内の大会では常に表彰台を争う位置にいるんです。

 「将来の夢はオリンピックに出ることです」(谷好健琉 選手)
 

幼い頃の谷好選手

トランポリン歴9年、指導を仰いでいるのは世界選手権メダリストの現役選手
 3人きょうだいの末っ子の谷好選手。

 指導者だったお母さんの影響で、全員がトランポリン選手なんです。

 お姉さんたちも通う教室で習い始めたのは3歳の時。

 幼い頃には、練習中に涙を流す姿も。
 

コーチをする太村成見選手

 泣き虫だった少年も、今やトランポリン歴9年。

 現在、指導を仰いでいるのは太村成見選手(25)。

 世界選手権では、2年連続でメダルを獲得している現役選手の先生です。

 「試合でトランポリンは一発勝負なんですけど、そこでしっかり力を発揮できるっていうのが谷好選手の一番の強みだと思いますし、あとは演技の美しさ、指先やつま先までしっかり伸ばせるっていうところがいいところだと思います」(太村成見 選手)
 

趣味のゲームも時間を決めて

趣味はゲーム、でも自分でルールを決めて…練習や宿題が最優先!
 谷好選手の趣味は、ゲーム。

 「トランポリンが週6回あるので、自由時間は自由に使わせてあげたいなと思っていて、時間の制約とかは作っていないです。朝も10時からしかしないとか、自分で時間決めてやってくれているなとわかっているので」(父・丘規さん)

 トランポリンの練習や宿題が最優先、やり忘れた課題があれば大好きなゲームも即中断するなど、自分でルールを決めているんです。
 

お父さんと筋トレ

お父さんと一緒に筋トレ!「腹筋を6個見えるように割りたい」
 そしてもう一つ、自主的に毎日やっていることが筋トレです。

 お父さんも一緒にトレーニングしています。

 悲鳴を上げるお父さんの隣で谷好選手は余裕の表情。

 「お父さんと一緒にやるのが楽しい」と誘うそうです。

 2年ほど前に始めたこの筋トレには、明確な目標がありました。

 「腹筋を割るためにしています。6個ちゃんと見えるように割りたい」(谷好健琉 選手)
 
 ちなみに現在の腹筋は、恥ずかしいので、ちらっとしか見せられないとのことでした。
 

世界年齢別競技大会での演技

初の国際大会へ、ノーミスの演技で自己ベストを更新も「もっと跳ぶ高さを高く」
 日本代表選手の指導に、自主トレーニング。

 実力を伸ばしてきた谷好選手は、初めて国際大会への切符を掴みました。

 「メダルを取って帰ってきたいです」(谷好健琉 選手)

 2022年11月、若い世代の世界一を決める世界年齢別競技大会。

 41人中8人が決勝に進めます。

 演技冒頭、小学生では難しい技を決めると、失敗が許されない中、持ち前の勝負強さを見せます。

 ノーミスの演技で自己ベストを更新し、見事8位。

 しかし、決勝に進めるのは同じ国の上位2人まで。

 出来栄えのスコアが日本のライバルたちに及ばず、惜しくも予選突破とはなりませんでした。
 

谷好健琉 選手(12)

 「自己ベストを出せてうれしかったですけど、決勝に進めなくて悔しかったです。やっぱり一回世界に行ったら来年も行きたいし、次はメダルを取りたいと思います。家でもトレーニングの量増やしたりして筋肉をつけて、もっと跳ぶ高さを高くしていきたいと思います」(谷好健琉 選手)

 トレーニング量が増えると、筋トレに誘われるお父さんは大変ですが「最近残業が多いんであんまりやってないです」とのことでした。

(2月23日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』「じもスポ!」コーナーより)
 

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