「ウィズコロナ」マスク以外も手探り パン屋は全個包装⇒一部個包装、温浴施設は黙浴を推奨

2023年2月15日 21:09
 3月13日からマスクの着用については個人に判断がゆだねられます。一方、それ以外の対策はどうなるのか、飲食店ではウィズコロナの在り方を探っています。
 愛知県常滑市のセントレアでは、新型コロナの影響で2020年秋から2年5か月のあいだ休業していた温浴施設が17日に再開します。

 15日は、内覧会が開かれました。

 リニューアルでは、温浴施設内の展望スペースにおかれたテントサウナを楽しめるイベント定期的に行うほか、食堂メニューに「サウナ飯」が追加されるなどしました。
 

リニューアルオープンする温浴施設(セントレア)

温浴施設再開も「基本的には黙浴を推奨」
 当面の感染対策については次のように話します。

 「温浴施設の中については、現段階では極力対面での会話は控えていただいて、安心して利用いただけるようにしたいと思っていますが、今後も健闘して対応を徐々に変えていきたいと思っています」(くつろぎ処 吉田うららさん)

 お風呂やサウナの利用時には会話を控えるよう呼びかけていくといいます。

 一方、自治体の方針を待ちながら、緩和を検討したいともしています。

 「今は基本的には『黙浴』を推奨していますが、世の中の状況が緩和され、政府からの指示が変わってきたら会話をしながらサウナやお風呂を楽しんでもらうのはありなのかなと考えています」(くつろぎ処 吉田うららさん)
 

パンの個包装は一部のものだけに

パン屋では全個包装⇒一部個包装へ、イートインスペースも再開
 一方、愛知県長久手市にあるベーカリー、この店には自慢の石窯で焼いた出来たてのフランスパンなどが並びます。

 変えたのは、パンの包装です。

 コロナ対策として一時期はすべてのパンを包装して並べていましたが、年末ごろにはすでに個包装は一部のものだけに戻しました。

 「1つずつ包装するので、手間がかかってしまう部分もありました。食感が袋に詰めると水蒸気でしなしなになって、本来の食感でなくなってしまうパンもあるので、そういうパンは包装しなくてもよいと思っています」(アヴァンセ長久手店 野中誠 店長)

 また、2022年の秋からはイートインスペースを再開しています。

 常連客に話を聞くと「特に何も思っていない」「包装なしに抵抗感はない。トングは個別で使っているいから気にしない」といった反応でした。

 一方で、対策は続けていて、マスク着用や消毒のほか、レジ前の店員と買い物客の間に透明のフィルムを備えています。

 3月13日以降のマスク着用については次のように話します。

 「従業員は飲食店なので、そのまま続けようと思っています。お客様には入店時にはなるべくマスクをしてもらうように協力してもらえるとありがたいです」(アヴァンセ長久手店 野中誠 店長)
 

「あいスタ」は廃止予定

愛知県の「あいスタ」はどうなる?
 飲食店の対策について、愛知県では「あいスタ」と呼ばれる認証制度を行っています。

 客席同士の距離の確保や消毒の設置など、40の項目を満たせば認証するというものですが、今後どうなるのか、大村秀章知事は14日の会見で次のように話しました。

 「5月8日に2類から5類になるということですと、これまでの制度につかってきたような認証制度というのは、なくなるということなんでしょうけども…」(愛知県 大村秀章知事)

 愛知県によりますと、5月8日の5類引き下げとともに、この認証制度も廃止される予定です。

 一方で、大村知事は県独自の制度も検討したいとしています。

 「店の方々にもしっかり心がけていただくための認証推奨の在り方、制度ではないけれども、そういう在り方はあっても良いのではと思っています」(愛知県 大村秀章 知事)

 また、愛知県は20日から厳重警戒に入ることを発表しました。

 飲食店での1つのテーブルでの会食の際「4人までの目安」がなくなるということです。

 (2月15日 15:40~放送メ~テレ『アップ!』より)
 

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