• メ~テレNEWS LIVE 24
  • 新型コロナウイルス 東海3県の関連ニュースはこちら

「息子は出ないと思っていた」天下の奇祭・国府宮はだか祭りに初親子で参加 息子「父の偉大さが分かった」

2023年2月3日 19:56
 「天下の奇祭」国府宮はだか祭りに十数年参加する父親。そんな父親に憧れ、今年「もみ合い」に初参加する大学生の息子。念願の親子揃って参加する親子の1日をカメラが追いました。
 大学生の沖田龍之介さんは今年初めて、はだか祭の「もみ合い」に参加します。 

 「もみ合いに恐怖心はもちろんあるが、出ると決めたからには気合入れて頑張りたいと思います!」(沖田龍之介さん)

 小さい頃から、消極的な性格なんだそうですが、20歳になった2023年、参加を決意したのは、父・沖田真樹さんの存在でした。10年以上、はだか祭に参加しているベテランです。

 「漢にさせてくれる祭りですね。思いを一つにして、あの感覚というのは、出ないと分からないですし、毎年この時期が来ると『お前も出るんだぞ』と言い続けて。正直,
息子は出ないと思っていたので、出るという決断をしてくれて本当にうれしかったです」(父・真樹さん)
 

父・沖田真樹さん

「父親の渦の中に入っていく勇敢な姿は、すごい憧れています」
 今年は、念願の親子揃っての初参加。 

 「実際父親がずっと十数年間出続けてて、一言でいえばかっこいいですし、あの渦の中に入っていく勇敢な姿は、すごく憧れています。」(龍之介さん)

 いよいよ祭り当日、龍之介さんは先輩に囲まれ、気合いはどこへやら緊張気味。

 「いきます!冷たい!」と冷水で体を清め、気合いを注入します。

 続けて初めての帯巻き、父親のサポートもあって、だんだんと緊張がほぐれてきた様子です。

 「漢になった気分で、さらに一段階レベルアップしたような気がします」(龍之介さん)
 

沖田龍之介さん

息子の姿に、父親は…
 なおい笹を奉納するため、街を練り歩きます。

 さまになってきた息子の姿に、父・真樹さんは「楽しそうにやっていてうれしいです」と話してくれました。

 午後4時、寒空の下、無事に笹を本殿に奉納。そこには、龍之介さんの誇らしげな表情がありました。

 「みんなで盛り上げるのは素晴らしい祭だと思いました」(龍之介さん)
 「ここからメインイベントですから一緒に神男にさわりにいきたいと思います」(父・真樹さん)

 

念願の親子参加で感無量

「もみ合い」後に親子に感想を聞くと…
 午後4時半すぎ、神男が参道に現れると、神男に触って厄を落とそうという、はだか男たちによる「もみ合い」が始まりました。

 神男は約20分後、社殿に入り、神事が終了しました。

 「神男にさわることが出来ました!父親と一緒に出ることが出来て、テレビでしか見たことがなかったけど、実際にはだか祭りに出てみて、父親の偉大さ、かっこいいなと思いました」(龍之介さん)
 「感無量ですね…息子と出たいと夢がありまして、渦の中に一緒に入ったんですけど、息子のハートが強く、僕はおいていかれちゃいまして世代交代ですね」(父・真樹さん)

 (2月3日 15:40~放送メ~テレ『アップ!』より)
 

これまでに入っているニュース

もっと見る