トヨタ自動車は豊田章男社長の退任を発表しました。豊田社長（66）は、4月1日付で社長を退任し、代表権のある会長になることを明らかにしました。

　2009年6月に社長に就任した豊田社長は、リーマンショックや東日本大震災で事業に打撃を受けながらも生産性の改善などに取り組みました。

　退任については、電気自動車の分野で競争力を強化し、次世代の車づくりを目指すうえで、社長が交代する必要があると強調しました。

「デジタル化、電動化、コネクティビリティ、そういうものも含めて私はもう古い人間だと思います。新しい章に入ってもらうためには、私自身が一歩引くことが今必要なのではないかと思う」（トヨタ自動車　豊田章男社長）

　後任の社長には執行役員の佐藤恒治氏が昇格します。