障がい者の就労支援施設で入所者のキャッシュカードを盗み、現金114万円を引き出したとして、施設職員の男が逮捕されました。

　窃盗などの疑いで逮捕されたのは、名古屋市中区の、障がい者就労支援施設の職員、長尾学容疑者（43）です。警察によりますと、長尾容疑者は、去年4月から6月までに施設に入所する男性（69）の自宅に複数回、侵入しキャッシュカード1枚を盗んだうえ、名古屋市北区の店舗のＡＴＭから現金合わせて114万円を引き出した疑いが持たれています。警察の調べに対し、長尾容疑者は「借金返済のため」と容疑を認め、「他にも同じようなことをした」と供述しているということです。長尾容疑者は、男性が施設で作業をしている間に男性の自宅の合鍵を作成したとみられていて、警察は余罪について調べています。