大雪の立ち往生に巻き込まれたら「エンジンを切る」 大雪への備え、注意点を聞いた

2023年1月23日 17:05
 24日以降は、平野部でも大雪となるところがある見込みで、特に、車での外出には注意が必要です。大雪で注意したい車の“立ち往生”、巻き込まれた場合の注意点をJAFに聞きました。
 東海地方でも寒波の到来を前に、名古屋地方気象台や中部地方整備局などが合同で注意を呼びかけました。

 「降雪の状況によっては除雪のために通行止めにする場合があります。そうした場合は、各道路管理者から見通しが明らかになった時点であらためてお知らせさせていただきますのでご注意ください。冬用タイヤ・冬装備につきましてはお願いしたいと思います。特に大型車は常にチェーンの携行、ダブルタイヤの場合はダブルチェーンをお願いしたいと思っています」(中部地方整備局 浅井洋二 道路管理課長)
 

クリスマス寒波での立ち往生の様子

「冬用タイヤ」や「チェーン」を装備していても車の“立ち往生”に注意
 大雪で注意したいのが、車の“立ち往生”です。

 「冬用タイヤ」や「チェーン」を装備していても、大雪になれば、立ち往生に巻き込まれる可能性はあります。

 都心部でも油断できません、名古屋で8年ぶりに10cm以上の積雪を観測した、年末の“クリスマス寒波”では坂道で、前に進むことができず、立ち往生する車が相次ぎました。
 

一酸化炭素中毒の危険性も…“なるべくエンジンを切る”ことが大切

立ち往生に巻き込まれた場合の注意点「なるべくエンジンを切る」
 雪の日に、立ち往生に巻き込まれた場合の注意点をJAF愛知支部の江崎俊哉さんに聞きました。

 「車の日の運転はできる限り控えてほしいが、どうしても行かなくてはいけない場合もあると思うので、そうした場合は準備をして出かけてほしいと思います」(JAF愛知支部 江崎俊哉さん)

 大雪の中で、立ち往生した場合は、“なるべくエンジンを切る”ことが大切です。

 エンジンをかけた状態で、車のマフラーが雪に埋まると、排気ガスが逆流し、車内に充満する恐れがあり、一酸化炭素中毒を引き起こす危険性があります。

 「車の周りの雪はこまめに取り除く、そのためには取り除くためのスコップや軍手を持っていてほしいです」(JAF愛知支部 江崎俊哉さん)
 

車内の備え

車内に食べ物や毛布・携帯用のトイレなどの防災グッズの準備も
 また、車内で長時間過ごすことを想定し、食べ物や毛布、携帯用のトイレなどの防災グッズを車内に準備しておくのが良いそうです。

 「長距離を走る場合は、皆さん目的地の天候は調べるが途中の天候も事前に確認してほしいです」(JAF愛知支部 江崎俊哉さん)

 大雪で、やむを得ず運転する場合は、冬用タイヤへの交換や、チェーンの装着に加え、立ち往生への備え、そして、出発前の天候の確認が大切です。

(1月23日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)
 

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