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新型コロナワクチン接種後に妻死亡 遺族「墓前で、ちゃんと調査すると宣言して」 行政の対応は…

2022年12月1日 17:53
県営名古屋空港に設置された、新型コロナワクチンの大規模接種会場。今日は接種した人が、重いアレルギー反応=「アナフィラキシー」を発症した場合に備えた訓練が行われました。
 訓練では、ワクチン接種を受けた患者が経過観察中に呼吸困難を訴えたという想定で行われました。
   
「初めて会うスタッフと、常に声掛けを行いながらコミュにケーションエラーが起きないように、速やかに患者のケアを行うのが大切だと感じた。アナフィラキシーではなくて、アドレナリンを投与しても、必ずしも間違いではないですので、実際にアナフィラキシーだった時に投与しないデメリットの方が非常に大きくなる」(愛知県がんセンター 感染制御室長 伊東直哉さん)
 

「アナフィラキシーショック」を発症した場合の訓練

アナフィラキシーを疑い、ためらわずに「アドレナリン」を注射する
 訓練で重視されたのは、「アドレナリン」の使用について。

 「日本救急医学会」はワクチンの接種後に呼吸困難など複数の症状が出た場合は、アナフィラキシーを疑い、ためらわずに「アドレナリン」を注射するよう呼びかけています。

 今回の訓練は11月5日、愛知県愛西市が設置した会場で、4回目の接種を受けた飯岡綾乃さんの容体が急変し、死亡したことを受けて行われました。

 当時、綾乃さんには、アドレナリンの投与が行われていませんでした。
 

遺影の前の飯塚英治さん

「僕が1番に知りたいのは、妻が亡くなった原因」
 あれから約1か月。綾乃さんの夫、英治さんは、妻の死去に伴う手続きなどのため支所の窓口を訪れていました。

「僕は1つ1つが悲しいです。今でも、ちょっとしたことで涙がでて悲しい」(飯岡英治さん)

 淡々と進んでいく、事務手続き。しかし、なぜ妻は亡くならなければならなかったのか、最も知りたいことが、いまだに分からないといいます。

「僕が1番に知りたいのは、妻が亡くなった原因」(飯岡さん)
 

調査委員会の立ち上げ方針について愛西市からの連絡はなかった

愛知県医師会「アドレナリンの注射をすべきだった」
 愛知県の医師会は、「アドレナリンの注射をすべきだった」として接種会場の体制に問題があったとする調査結果を発表。

 愛知県からの要請をうけた愛西市は、医療事故調査委員会を立ち上げる方針を示しましたが、英治さんには、市から連絡がなかったといいます。
 

開示されたカルテ

「墓前で、ちゃんと調査すると宣言してもらいたい」
「まず自分のところにきて、ちゃんと調査すると宣言してもらいたい、彼女の前で」(飯岡さん)

 取材中、綾乃さんのカルテが自宅に届きました。

 搬送された病院に対し、英治さんが開示を求めていたものです。

 カルテには、搬送されてくるまでの綾乃さんの状態や搬送されてから試みた処置といった経過の記録などが記されていましたが、英治さんは、接種会場で綾乃さんが倒れた状況や、当時の医師、看護師のやりとりなどの詳細が知りたいと話します。

「とにかく、妻がどうして亡くなったのか本当のことを知りたいだけ。なんでそういうことをちゃんと教えてくれないのか、遺族に対して。それが誠意だと思う。最初から言っている。妻がどうして亡くなったのか知りたい」(飯岡さん)
 

愛西市は医療事故調査委員会により調査を行うと説明

中立な立場の第三者をメンバーに入れて、原因究明の調査を行う
 綾乃さんの問題について、市のトップは、どう考えているのか。

 愛西市の日永市長を直撃すると。

「我々としては、接種や救命に当たった先生方が、懸命に対応して頂いたと思っています」(愛西市 日永貴章市長)

 日永市長は、接種会場での初期対応について適切な対応であったことを述べた上で、医療事故調査委員会では、中立な立場の第三者をメンバーに入れて、原因究明の調査を行うと説明しました。
 

インタビュにー答える 愛西市 日永貴章市長

被害者遺族と行政 誠意のズレ
「現状は、調査会の内容をしっかりと確認して、人選についても色々と検討している段階だと思っています」(日永市長)

 一方で、遺族である英治さんへの説明については。

「誠実で、しっかり手順を踏んで対応して、我々行政ですので、当然そういったものの手順を踏んで対応していかなければならないという風に思っています。調査会というのは、最初にしっかりご遺族の方に説明をしなければなりませんので、まずはその段階でご説明を申し上げるということになるかと思います」(日永市長)

(12月1日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)
 

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