女性の7割が悩む「冷え性」 改善に効果的な“お風呂の入り方” 温度がポイント
2022年11月27日 08:07
寒さが厳しくなってきました。特に女性が悩まされている“冷え性”について、なぜ冷え性になるのか?そして今日から実践できる、冷え性改善に効果的な“お風呂の入り方”を聞いてきました。
いつも手足が冷えている体が温まりにくい「冷え性」。リンナイが全国の男女1000人に行ったアンケートでは、男性で4割、女性で7割の人が冷え性であると回答しています。都道府県別でみると、愛知は全国4位、42%の人が冷え性に悩まされていました。
どう改善したらいいのでしょうか?
名古屋で「冷え性外来」を行なっている、あつた神宮東クリニックの西本和生先生に冷え性の原因を聞くと…
「血流障害、神経障害、心機能の低下、低血圧、運動不足、自律神経のバランスが悪くなる場合も冷え性の原因の1つ」(西本先生)
西本先生によると、さまざま原因で体の中の血流が悪くなることで、特に血管が細い部分や毛細血管への血流が滞りやすくなり、主に手足で冷えを感じやすいといいます。
「冷えを強く感じる方が多いが、そのなかには病気があって、それによって冷え性になっている人もいる。慢性動脈閉塞症やあるいは膠原病といって、血流が悪くなってしまう病気がありますので、そういった病気があるかないか(診察で)見極めるのが大事」(西本先生)
ただの冷えだと侮ってはいけません。気を付けるべきなのは、大人だけではありません。
「子どもも、最近は冷え性が多くなってきている。家でできる娯楽が年々増えてることにより、昔より運動量が減っているので、子どもの冷え性は増えてきていると言われています」(西本先生)
また、受験やコロナ禍でストレスを受けることで、自律神経が乱れ、冷えにつながる可能性もあるといいます。
どう改善したらいいのでしょうか?
名古屋で「冷え性外来」を行なっている、あつた神宮東クリニックの西本和生先生に冷え性の原因を聞くと…
「血流障害、神経障害、心機能の低下、低血圧、運動不足、自律神経のバランスが悪くなる場合も冷え性の原因の1つ」(西本先生)
西本先生によると、さまざま原因で体の中の血流が悪くなることで、特に血管が細い部分や毛細血管への血流が滞りやすくなり、主に手足で冷えを感じやすいといいます。
「冷えを強く感じる方が多いが、そのなかには病気があって、それによって冷え性になっている人もいる。慢性動脈閉塞症やあるいは膠原病といって、血流が悪くなってしまう病気がありますので、そういった病気があるかないか(診察で)見極めるのが大事」(西本先生)
ただの冷えだと侮ってはいけません。気を付けるべきなのは、大人だけではありません。
「子どもも、最近は冷え性が多くなってきている。家でできる娯楽が年々増えてることにより、昔より運動量が減っているので、子どもの冷え性は増えてきていると言われています」(西本先生)
また、受験やコロナ禍でストレスを受けることで、自律神経が乱れ、冷えにつながる可能性もあるといいます。

ハチハチ体操
ハチハチ体操で血流に勢いを
そんな、子どもでも、簡単にできる改善法を教えてもらいました!
西本先生は「うちではハチハチ体操というのを患者さんに教えている」と紹介。
ハチハチ体操とは、手を握って広げる運動を8回、その後ゆっくり8回行うストレッチ。手を握っているときは、血液を少し追い出している状態で、手を広げることで血流が勢いを増します。
手をグーパーすることがポンプの役割となり、指先まで行き渡るので血行が良くなります。冷えを感じた時に、1日2セット、手だけでなく足も行うと冷えを防げるといいます
「あとは食生活や運動習慣。特に、入浴は大事になると思います」と西本先生。
「冷え性」対策には、お風呂の温度が重要になるといいます。
普段、何度のお湯に何分入っているか聞くと、多くの人が40度以上と回答。ちなみに都道府県別の調査では、愛知の人は、お風呂の平均温度は40.8℃。全国で2番目に高いという結果になりました。
西本先生は「うちではハチハチ体操というのを患者さんに教えている」と紹介。
ハチハチ体操とは、手を握って広げる運動を8回、その後ゆっくり8回行うストレッチ。手を握っているときは、血液を少し追い出している状態で、手を広げることで血流が勢いを増します。
手をグーパーすることがポンプの役割となり、指先まで行き渡るので血行が良くなります。冷えを感じた時に、1日2セット、手だけでなく足も行うと冷えを防げるといいます
「あとは食生活や運動習慣。特に、入浴は大事になると思います」と西本先生。
「冷え性」対策には、お風呂の温度が重要になるといいます。
普段、何度のお湯に何分入っているか聞くと、多くの人が40度以上と回答。ちなみに都道府県別の調査では、愛知の人は、お風呂の平均温度は40.8℃。全国で2番目に高いという結果になりました。

早坂信哉教授
入浴剤のタイプで保湿効果に違いが
20年以上に渡り、3万人以上の入浴を医学的に調査してきた医師東京都市大学の早坂信哉教授は「(冷え性の)最強のツールはお風呂。ただ正しく入らないと意味がなくなってしまう」と話します。
「冷え性の人は、熱いお風呂に入って、体をしっかり温めようと長時間入る方も多いと思うんですが、適切な温度は39~40°Cで、少しぬるめのお風呂に入っていただくことで、全身浴で10~15分入るのがおすすめです。41℃以上の熱い湯は急激に体温を上げてしまい、体は懸命に体温を下げようとし、結果として体の温まりは長く続かない」(早坂教授)
実験すると、42°Cのお湯で3分入浴した場合、入浴直後、体は暖かくなっていますが、20分後には足は冷えてしまっています。
一方、39°Cのお湯でゆっくり15分入浴した場合は―
入浴後20分経っても、温かい状態を維持できています。ぬるめのお湯に長い間浸かった方が、体をよく温めることができたのです。熱いお風呂に入ると、体は体温を一定に保とうと汗を出すため、結果的に体温を下げてしまうのです。
熱いお湯をおすすめしないわけは、ほかにも
「42℃以上のお湯になると、交感神経が刺激され血圧が急上昇。これが心臓の病気や脳の血管に負担をかけてしまう」(早坂教授)
急激な血圧の上昇で、脳梗塞や心筋梗塞などのリスクも高まると言います。
「保温効果を高める方法としましては、お風呂の中にいろいろなものを入れて工夫する。身の回りにあるものなら、みかんの皮をネットに入れて入浴すると、みかんに含まれる『リモネン』の作用で血流が良くなる。あとは市販の入浴剤」(早坂教授)
早坂教授は選ぶポイントとして「冷え性におすすめなのは、炭酸系の入浴剤。皮膚から吸収され、血管を広げて血行促進となる」といいます。
入浴剤は大きく分けて5つのタイプ。炭酸ガス系のほか、ミネラルを多く含まれている無機塩類系もオススメだといいます。「温泉のミネラル成分が、皮膚の正面に皮膜を作ってくれる。蒸発を防ぐので、保温効果が高まる」と早坂教授も話します。
「冷え性の人は、熱いお風呂に入って、体をしっかり温めようと長時間入る方も多いと思うんですが、適切な温度は39~40°Cで、少しぬるめのお風呂に入っていただくことで、全身浴で10~15分入るのがおすすめです。41℃以上の熱い湯は急激に体温を上げてしまい、体は懸命に体温を下げようとし、結果として体の温まりは長く続かない」(早坂教授)
実験すると、42°Cのお湯で3分入浴した場合、入浴直後、体は暖かくなっていますが、20分後には足は冷えてしまっています。
一方、39°Cのお湯でゆっくり15分入浴した場合は―
入浴後20分経っても、温かい状態を維持できています。ぬるめのお湯に長い間浸かった方が、体をよく温めることができたのです。熱いお風呂に入ると、体は体温を一定に保とうと汗を出すため、結果的に体温を下げてしまうのです。
熱いお湯をおすすめしないわけは、ほかにも
「42℃以上のお湯になると、交感神経が刺激され血圧が急上昇。これが心臓の病気や脳の血管に負担をかけてしまう」(早坂教授)
急激な血圧の上昇で、脳梗塞や心筋梗塞などのリスクも高まると言います。
「保温効果を高める方法としましては、お風呂の中にいろいろなものを入れて工夫する。身の回りにあるものなら、みかんの皮をネットに入れて入浴すると、みかんに含まれる『リモネン』の作用で血流が良くなる。あとは市販の入浴剤」(早坂教授)
早坂教授は選ぶポイントとして「冷え性におすすめなのは、炭酸系の入浴剤。皮膚から吸収され、血管を広げて血行促進となる」といいます。
入浴剤は大きく分けて5つのタイプ。炭酸ガス系のほか、ミネラルを多く含まれている無機塩類系もオススメだといいます。「温泉のミネラル成分が、皮膚の正面に皮膜を作ってくれる。蒸発を防ぐので、保温効果が高まる」と早坂教授も話します。

湯冷めに対するアンケート調査
湯上りの過ごし方やポイントは?
冷え性対策で、さらに大切なのが、入浴したあと!せっかくお風呂で体をあたためても、その後の行動次第では台無しに…湯冷めに対するアンケート調査(バスリエ)では約6割の女性が「湯冷めしやすい」と回答しています。
お風呂を出たあとの、過ごし方やポイントは?
「浴槽で湯上がりに、すぐに皮膚についた水滴を取る。身体が濡れた状態で、浴室を出ると体温がどんどん奪われていきますので、早く拭き取って保温するということが大事です」(早坂教授)
(11月25日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)
お風呂を出たあとの、過ごし方やポイントは?
「浴槽で湯上がりに、すぐに皮膚についた水滴を取る。身体が濡れた状態で、浴室を出ると体温がどんどん奪われていきますので、早く拭き取って保温するということが大事です」(早坂教授)
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