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「産後パパ育休」どうする? 育休男性社員に「虎の巻」渡した会社の工夫

2022年9月29日 08:07
育児休業法の改正に伴い、新たに「産後パパ育休」という制度が導入されます。男性の育児参加を増やすため、これまでと、何が変わるのか。そして会社側には、何が求められるのでしょうか。
 自動車メーカーに勤務する、伊藤翼さん。第2子誕生をきっかけに、おととし、半年間の育児休業を取得しました。

「子供との時間って今しかない。家庭がうまくいくと仕事のエネルギーもわいてくる」

「(取得のきっかけは)妻とのけんかから。妻が私もキャリア大切にしたいという思いを初めて聞いて、2人とも共働きだし、今度は僕がとる番だなと」

「復職後もかなりつらくて、1カ月に39度の熱が3回出たりして、体調的にかなりきつかった」(妻の佳苗さん)

 育休に入る前、目標を立てるなど準備をしていた伊藤さん。実はひそかに、「自信」があったといいます。しかし、現実は……。

「はじめ、めっちゃ辛かった。目の下にヘルペス出て。自分できると思っていたんですけど、全然できない自分に納得できなくて」(伊藤さん)

 そんな時、救ってくれた「ひとこと」が。

「周りのママさんから、そんなもんだよって言われて。ママは育児スキルがあって、ぼくにはなくてと感じていたが。そうではなくて、みんなないところからスタートしていると考えた時に、ママが育児するって当たり前じゃないなって」(伊藤さん)

 仕事に復帰した今も、平日に子どもたちのご飯を作ることもあるといいます。

 10月から新たに始まる「産後パパ育休」制度。従来の育休とは別に生後8週間以内に、最長4週間の育休を取れるようになります。

 さらに、従来の育休も分割が可能になり、男性は最大4回の取得ができます。

 また、すでに4月からは企業に対して「取得の意向確認」などが義務付けられています。

 男性の育児参加が課題となっている日本。政府は、2025年までに男性の育休取得率30%の目標を掲げていますが、現状は約14%にとどまっています。
 

育休「虎の巻」

「人生の先輩」としてアドバイス
 社内で「第1号」の育休取得に向け、奮闘した会社が……。

 静岡県沼津市のスエヒロ工業です。従業員26人、マンションの外装修繕などを行っています。

「対象者がいないというところで、男性育休については女性社員に意見を聞きながら、考えていこうという話し合いはしていました」(櫻井利紀社長)

 そんな中、9月、土屋慧さんが男性社員で初めて、育児休業を取得しました。

 スエヒロ工業では、制度の改正に先立ち、今年2月から、社員を対象に研修会を実施。しかし、会社側が土屋さんの取得希望を知ったのは、出産の約1カ月前だったといいます。仕事の状況などから取得は難しいと考えていたそうです。

 そこで、社内の「先輩ママたち」を中心に、プロジェクトチームを結成。育休の情報収集や社員へのアンケートなど、体制作りを進める一方で、土屋さんには、業務の洗い出しをしてもらいました。

 さらに、休みに入る前、土屋さんに渡したのは、「虎の巻」。「会社の先輩」としてだけではなく、「人生の先輩」としてもアドバイスを。

 スエヒロ工業には、新型コロナで休校になった時から、子どもを連れて出社できるよう、キッズスペースが。いつか、土屋さんにも利用してほしいそうです。

 11日間の育児休業を終えた土屋さんは……。

「大変かなと思ったんですが、結構楽しかった。一緒にいられる時間が増えてよかった」

「会社一丸となって取り組みに目を向けられたのは第一歩。フォロー態勢をどうするかというところだけなので、一緒に本気で考えていければ、中小企業だからできないというのはない」(櫻井社長)

(9月28日15:40~放送メ~テレ『アップ!』より)
 

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