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釣り糸やメガネのパーツ 小学生が様々なプラスチックごみで「アート」 岐阜 

2022年9月5日 21:07
海岸に打ち上げられた海洋ごみ。環境問題として世界的に注目されていますが、海に面していない岐阜市に住む、ある小学生も熱心に調べています。
 岐阜市に住む小学6年生の長谷川遥子さん。夏休みに取り組んだのは、アート作品づくり。

 その材料は…

「川や海で拾ったプラスチックゴミとか、シーグラスとかを使っています。アートを通して、ごみ問題を知らなかった人にも知ってほしい」(長谷川遥子さん)

 長谷川さんが、ごみ問題に興味を持つきっかけとなったのは、去年の社会の授業です。伊勢湾に流れる海洋ごみについて学びました。

 長谷川さんは「授業を受けていくと岐阜県から、たくさんごみが流れていることを知って、大変だなと思った」と話します。

 2018年の西日本豪雨の際、この地方で、ごみが伊勢湾に漂流している様子を四日市大学の千葉教授が再現した映像です。

 青色と水色が、岐阜県で流れている川から来たごみ。海に面していない岐阜県ですが、県内を流れる川が、伊勢湾にたくさんのごみを運んでいます。

 当時、この授業を行った小学校の先生は。

「岐阜の子どもたちは長良川を誇りに思っているので、岐阜の川が三重県の海を汚してしまっていることを、子どもたちに考えさせたい」(岐阜市立長良西小学校 後藤翔大先生)
 

西日本豪雨の際の伊勢湾のごみの流れ

拾ったゴミで作る“アート作品”
 授業から長谷川さんは、プラスチックごみ問題について調べるようになり、今年から三重県の海岸でごみ拾いを行っています。さらに…

 川のごみを減らせば、海に流れ出るごみを減らせるかもしれない。長谷川さんは自宅近くの長良川でも夏休み期間中、ごみを拾いました。

「入るかな。押し込めば入るけど」(長谷川さん)
「こんなごみあると思わんかったもんね」(母親)
「うん。こっちの大きな袋持ってきてよかった」(長谷川さん)

 拾ったゴミで作るアート作品は長谷川さんにとって、初めての経験です。

 まず、拾い集めたプラスチックごみの汚れを歯ブラシで落とします。その後、どのごみを、どのように並べるのか考えます。長谷川さんはこの作業に苦戦しているようです。

「これとか?ちょっと違う?」「そんな色かもしれない」(長谷川さんと母親)

 母親に相談しながら作り上げた作品、どのような仕上がりになったのでしょうか。
 

川でごみを拾う長谷川さんと母親

プラスチックごみで岐阜の風物詩を作品に
 長谷川さんは「これが長良川の若アユ。これが長良川の花火」と紹介します。

 長良川のアユと花火をモチーフにした作品。釣り糸やメガネのパーツなど、様々なプラスチックごみでアユを形づくりました。

「アユの体に色に寄せるのにがんばりました」と長谷川さん。腹ビレ部分に使われているのは刺身に添えられる、プラスチック製の菊です。

 花火の作品では、靴底などを並べた暗い背景の上に、色とりどりのプラスチックを並べました。
 

作品を紹介する長谷川さん

「どんどん見つけて、まだ作れちゃう」
 当初は、アユの作品1つだけの予定でしたが…

「拾っていくうちにどんどん見つけて、作る時はひとつの作品で終わると思っていたが、まだ作れた」(長谷川さん)

 娘の作品づくりを見守った母親は…

「実際に自分でごみ拾いすることで、もう少し身近な問題として捉えることができたのかなと思います」(母親)

 長谷川さんは、このようなアート作品を今後も作り続けたいといいます。

「まだ(拾ったごみが)たくさん余っているので、鵜飼いとか、難しいかもしれないんですけど、作ってみたいなと思う。海以外の川にもたくさんのプラスチックが落ちていることを伝えたいし、それを通してごみを拾ってくれたりとかポイ捨てしなくなってくれたらうれしい」(長谷川さん)

(9月5日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)
 

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