• メ~テレNEWS LIVE 24
  • 新型コロナウイルス 東海3県の関連ニュースはこちら

走るのも投げるのも苦手だった子が…スポーツの基礎学ぶ教室でコツを覚えて積極性や精神的な成長も

2022年8月13日 09:07
スマートフォンやコロナによる行動規制で「子どもの運動能力」は近年、大きく低下しています。運動に苦手意識を感じている子どもにも、体を動かすことを楽しんでもらえるような取り組みを調べました。
スマホ利用の増加や新型コロナ影響で子どもの体力低下
 忍者のような高い身体能力を身につけることを目指すスポーツ教室『忍者ナイン』を取材しました。インストラクターに、最近の子どもの運動能力について聞いてみると。

「現在、公園などで遊べる環境がかなり厳しくなってきている。親御さんからは『満足した運動を子どもたちに与えられていない』と感じている。運動能力は低くなっているのかなと感じる」(忍者ナイン インストラクター 河上智帆さん)

 全国の小学5年生を対象に行った体力テストの結果です。50m走などの記録を基にした「体力合計点」の平均を見てみると、ここ数年、大きく低下しているのがわかります。

 スポーツ庁によると、スマートフォンを使う時間が増えていることに加え、新型コロナによる行動制限が体力低下を招いているということです。
 

2021年度の全国体力テストの都道府県別順位

体力テストで男女ともに最下位の愛知県
 さらに、注目すべきデータが…

「愛知県の調査結果が全国平均に比べて非常に低い数値となっております」(愛知県教育委員会保健体育課 松平伸一郎課長補佐)
  
 2021年度の体力テストの平均点を47の都道府県で比べると…なんと、男女ともに愛知県は最下位の47位…男子にいたっては、最下位は7年連続です。

「1週間の総運動時間、いわゆる体育授業以外の運動時間が60分未満であるという児童生徒が、愛知県は非常に数値が高まっている。全国に比べても愛知県は運動時間がすごく短いのかなと」(松平伸一郎課長補佐)
 

スポーツの基礎が学べる「忍者ナイン」

忍者のような身体能力目指すスポーツ教室 学ぶのは9つの基本的な動き方
 深刻化する子どもの運動能力低下。子ども自身にとっても、運動が苦手なのは大きな悩みの種になっているようです。

「生まれた時点で運動能力が低いというのは関係ない。子どものときの運動の経験がすごく大事。あきらめなくて全然いい」(忍者ナイン 河上智帆さん)

 『忍者ナイン』の教室で学ぶのは、スポーツの基礎となる『走る』『跳ぶ』『投げる』といった9つの基本的な動き方です。

「ソフトボールが遠くまで飛ぶようになった」(小学6年生)
「走るときのポーズが良くなったってお母さんに言われます」(小学4年生)

 この日行ったのは、『投げる』動きの練習です。

 スポンジのロケットを投げて、物を遠くに投げるために、適切な位置でタイミングよく手を離す練習を行います。
 

教室参加で得意な運動が増えた北村一鷹くん

コツ習得で運動に自信 子どもの積極性も増す
 小学3年生の北村一鷹くん。1年生の時から『忍者ナイン』に通っています。

「小学生に入った時ぐらいまでは、ぜんぜん走るのも投げるのも蹴るのもまったくうまくなかった。鬼ごっことかでもすぐ捕まっちゃう」(北村一鷹くん)

 練習でコツを覚え、苦手だった『走り』や『投げ』が得意になりました。

「得意になったから、自信がついたから、運動が好きになった」(北村一鷹くん)
「元々ものすごい用心深い性格なんです。『やってごらん』と言ってもぜんぜん怖がってやらなかったけど、スポーツに関してはスキーとかも思い切ってやるようになった」(一鷹くんの母)

 運動への自信がついたことで積極性が増し、挑戦の幅が広がりました。

 
 

妹の苦手なことを教える山田絢野ちゃん

成功するまで何度も挑戦 運動能力以外の部分での成長にも
 小学1年生の山田絢野ちゃんも、もともと運動が得意というわけではありませんでした。

「できるようになったことは縄跳びとボール投げ。ボール投げは苦手だったけど、ここに来てから好きになった」(山田絢野ちゃん) 

 この日は、「紙鉄砲」を使って、ボールを投げるときの手首の動かし方の練習をしました。

 スナップを効かせ、パンッと音を鳴らすことができたら成功ですが…。なかなかうまくいきません。絢野ちゃんはインストラクターや友達に教えてもらいながら何度も挑戦、すると…鳴りました。お見事!

 絢野ちゃんのお母さんによると、教室で他学年の子との交流が多くなった影響で、妹の苦手なことを、お手本を見せながら教えてあげるようになったのも大きな変化だといいます。
 

家でもできる運動能力向上の練習

家でもできる「速く走るため」「高く跳ぶため」の運動
 運動への苦手意識が少なったことで、運動能力以外の部分での成長にもつながることがわかりました。そうは言っても、『運動は得意になりたいけど何をしたらいいんだろう…』という声もあると思います。 

 そこで“『忍者ナイン』のインストラクターに、家や公園でできる運動能力向上につながる練習を教えてもらいました。

 まずは速く走るための運動。脚を伸ばし座ったまま前に進みます。このとき、腰と腕も動かします。

「走るときに必要な腸腰筋を鍛える。脚を引き上げる力が強くなる。腰も動かすので 上半身の動きも練習できる」(河上智帆さん)

 次は高く跳ぶための運動です。ボールを両手で持ち、大きく地面にたたきつけます。

「跳ぶときに必要な腕ふりをボールを使って練習していきます」(河上智帆さん)

 また、教室のほかにも、愛知県がホームページで公開している80種以上の運動の動画をを参考にしてみるのもいいかもしれません。みんなも、できることからチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

(8月12日 15:40~放送メ~テレ『アップ!』より)
 

これまでに入っているニュース

もっと見る