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馬瓜エブリン「ビジネスでもメダルを取りたい」 シリコンバレーで“ビジネス修行”も

2022年8月12日 23:54
東京五輪バスケットボール日本代表で銀メダルを獲得した馬瓜エブリンさん。8月15日には名古屋で独自の大会を企画するなど新たな世界に踏み出しています。今後の夢はビジネスから月旅行まで?ロングインタビューで聞きました。
馬瓜姉妹が企画・運営する大会「マーベラス エイト」の意義
 エブリンさんは今、妹のステファニー選手と共に企画・運営する3人制バスケットボールの大会「マーベラス エイト」(8月15日 名古屋市)に向け奮闘しています。日本初の選手独自開催としても注目される大会について聞きました。

Q.この大会をやる意義は?どうしてやろうと思った?
選手が自分でいろいろ考えて企画してやる大会って、多分今までに無いなって思っていて、選手が何やってもいいじゃん!って一個の例としてやりたいなと思いました。

Q.楽しむためにやる?
それも一個あるんですけど、マーベラス=素晴らしいっていう意味なんですけど、日本と世界から素晴らしい8チームをバスケット大国の名古屋に呼ぶという大会をやることによってバスケットを見てもらえる人も増えるだろうし、そこを目指したいという子ども達も増えてくれたらいいよねという話は(妹の)ステファニーとはずっとしていたので、そういう意味合いもあります。

Q.この大会は誰の発案?
自分?かな…自然に「やりたいね」って話はずっとしていて、ステファニーと「いつだったらできるかな」「ここだたらできるかな」という協議がずっと始まって、それが現実になったとい感じですね。

Q.ステファニーと話を始めたのはいつ頃?
話自体はおそらく1年前ぐらいかな。オリンピックの後ぐらいですね。オリンピックで銀メダル取ってみんながバスケット面白いねって言ってもらっているのを、続けなきゃいけないよっていうのはあったので、それでこういう大会やってみたいね!という話はしました。

Q.3×3にしたのはなぜ?
3×3って場所を余り取らないスポーツの中では。あとは新しいスポーツというので若い人たちが見てもらえる大会でもあるし、あと3×3って「その街のシンボル」でやったりするんで、じゃあ名古屋のシンボルって何だろうってなった時に「テレビ塔」っていうので、そのテレビ塔の下でバスケットできたら楽しいよね!っていうのがあって、3×3になりました。
 

マーベラス エイトの会場の下見をするエブリンさん(7月)

選手期間中に出来る事っていっぱいある
Q.開催までに壁はあった?大変だったことは?
応援して下さるスポンサーの方々を集めるのは、自分たちだけで出来るものではなくて、名古屋のシンボルのこうした場所を借りてやろうとすると自分たちの繋がりでは無い所をどうやって巻き込むかは難しかったですね。もうそこに繋がる方々をひたすら巻き込んで、巻き込みまくりましたね。でもそこは動いた分だけ巻き込めたかなと思っているんで、そういう所は今回勉強になったなと思いますね。

Q.一番発信したいのはどんな部分?
バスケットって面白いよねっていう部分は、一番伝わってほしいかなと思います。3×3って通りすがりの人にも見てもらえるというのもあるので、こんな面白い大会を名古屋で出来るんだ、と思ってもらうのも一番ですし、他にもバスケットの関係者の方に選手がこんなに人を巻き込んでこんな大会出来るんだ、じゃあ他の事もやってみようよ、というきっかけになってもらえば凄い嬉しいですし、そういう意味ではいろんな捉え方をしてもらいたいなとは思っています。

Q.選手が主体となって運営していく意味は?
選手でずっとやっていくって大変なんですよね。バスケットだけでご飯食べるっていうのも凄い誇らしいことだし良いことなんですけど、やっぱりそれ以外の経験が出来ないってなると、選手を辞めた後のこともそうですし、選手期間中出来る事ってもっといっぱいあると思うんですよ、辞めた後にフォーカスされがちですけど選手でいる期間に自分をどれだけプロデュースするとか、もっと凄い選手いっぱいいるのにあんまり世の中に知られていないとかいう人いっぱいいると思うんで、こういういろんなことを経験することによって自分はこういうことが得意で、こういう人を巻き込めて、こんな事が出来るっていうことがないといけないと思っていて、国内であればそれを協会でやってもらうとかが大事だと思うんですけど、大きな組織が変わるのって時間がかかるじゃないですか?だからそこだけを当てにしちゃいけないなって。
 

マーベラス エイトの会場の下見をするエブリンさん(7月)

この先のビジョン「ビジネスでもメダルを取りたい」月旅行の夢も?
Q.この先の人生こんなことができたら…ビジョンは?
やりたいことは非常にいっぱいありまして(笑)。バスケットにいっぱいもらったから返さなきゃいけないという部分では、今こうやって自分で事業を立ち上げていろいろやったりしているんですけど、オリンピック選手が1つの事業会社で上場するとか売却するとかという例は聞いたことないので…なんだろうな、ビジネスでもメダルを取りたい(笑)ビジネス界にはいろんなメダルがあるので、別に一番のメダルじゃなくてもいいのでビジネス界でもメダルは取りたいなと思いますね

Q.エブリンにとって、ビジネスで成功する=お金?
お金だけではないかな、別の物かな。どれだけ価値あるものを世の中に提供できるかだと思うんです。そこですね

Q.月に行きたいとか?
月には行きたいですよ(笑)前澤友作さん割といいなと思っていて、いろんな事をやっているじゃないですか。好きな部分と?と思う部分はあるけど(笑)。自分は宇宙行きたいとはずっと言っています。

Q.月にはお金の力で行きたい?
どうしてもそれ(お金)がツールとして必要になっちゃうから頑張んなきゃいけないんですけど。でもやれることはいっぱいあるだろうし、何よりも価値ある物を世の中に提供したいっていうのは一個ありますね。
 

マーベラス エイトの打ち合わせをするエブリンさん(7月)

ガーナでウォーターサーバー事業をやりたい
 両親がアフリカ・ガーナ出身のエブリンさん、こんな夢も語ってくれました。

もう一個、やりたいことと言えば、ガーナで何かしたいというのはあります。ガーナでウォーターサーバー事業をやりたいというのをずっと言っています。最近ガーナもちゃんと基準を先進国並みに上げていって、そうじゃないと販売できない所もあるし、(ガーナに行った時に)トイレにせよ洗面所にせよお風呂にせよ水が出なかったじゃないですか結構。じゃあ政府が上下水道整えるのって大きい組織は動くのが遅いので、イメージはウォーターサーバーなんですけど(家庭に)届けることができたら凄い楽だよね。みんなも助かるし、そういうの出来ないかなというのは、ガーナから帰ってきて高校卒業した後ぐらいからずっと思ってました。なんかおぼろげに。

Q.それは具体的に動いたりしている?
今やっている事(マーベラスエイト)をやらなきゃいけないんで、何かすごく動くというとかではないんですけど、やりたいというのはいろんな人には伝えていて、初めてガーナのアフリカリーグに入った日本人のサッカー選手の方(森下仁道選手?)がいるんですけど、ガーナのことをいろいろネットでフォローしていたらその方とつながって、その方はガーナで(乗り物の)トゥクトゥクの事業をやりたいって話していて、「じゃあそれで水を運んでくれませんか」「あ!いいですね」ということには一応なっているんですけど。どこまで本気でやり始めるかまだわからないです。まだ話しているだけですけど、ちょっと面白いなって。

Q.それ以外のビジョンは?
恩返ししたいというので今やっているのが、スポーツがうまくなりたい中学生や小学生がプロ選手とチャットを使って、自分にカスタマイズされた練習を学べるようなモバイルアプリを作っていて、そういうのが今走り始めている。事業としてはメインです。
 

グーグル本社前で(エブリンさん提供)

米シリコンバレーで“ビジネス修行”
Q.アメリカに行っていた?何をしに?
目的としては3つあって、1つがサンフランシスコでNBAのゴールデンステートウォリアーズの試合を見てきた。もう1つが(WNBAで活躍中の)町田瑠唯さんの試合をサプライズで応援しに行く、本人には一切連絡せずに、出入り口付近で応援してたら凄い驚かれましたね。その後一緒にご飯に行って。もう1つはシリコンバレーでいろいろと勉強を起業家としてしました。

Q.どこでどんな勉強してきた?
シリコンバレーって行くと街中が何かが違うという訳ではなくて、そこで使われている一個一個の身近な技術がやっぱりちょっと普通じゃないよねって所が結構あって、新しいものを受け入れるオープンマインドな感じというのが1人1人にすごいあるなぁというのと、企業家頑張れっていう風習が行っていてすごい楽しくて、いろんな人に自分がやりたいと思っていることを伝えて壁打ちしながら、ここはうまくいくと思うけど、ここはこうした方がいい、とかいろんなアドバイスもらいながら投資家の方に話をしたりとかをしてきました。

Q.どのぐらいの期間行っていた?
シリコンバレーは1週間ぐらいかな。それ以外の所でサンフランシスコ行ったりワシントンDC行ったりしたので合計で2週間ぐらいアメリカに行っていました。

Q.シリコンバレーは1人で行った?
もう1人、一緒に事業やっている子と行きました。彼女は桜花学園高校の後輩なんですけどキッチンカーとかも一緒にやって。ビジネスパートナーですね。シリコンバレーでは英語で話すことも、向こうにいる日本人の方といろいろ話したりとか。案内してくれたのは楽天を創業メンバーだった人で、その人とお話しすることができて、日本にいる時につながって、そこからアメリカをずっと紹介してもらった形です。目茶苦茶楽しかったですよ。グーグルも行かせてもらったり、会う人会う人に毎回バットで頭をぶん殴られてる感じですね衝撃がすごすぎて、ホテルの部屋に帰った時に疲れすぎて何も考えられないくらい。また行きたいです。もちろん機会があれば。
 

シリコンバレーで多くの人とビジネスの話を(エブリンさん提供)

起業家プログラムで勉強も「講師の方がトムさんそっくりで…」
Q.シリコンバレーで語ってきたやりたいこととは?
今やってる事業のこともそうだけど、ゆくゆくはスポーツとビジネスという融合の部分を日本でやりたいんだということと、日本だけじゃなくて世界的にやる良い方法はないか、という話や、後はテクノロジーを聞いてきたりとか。

そういう繋がりで今、世界的な投資家グループが支援して愛知県が主催する起業家プログラム(Accelerate Aichi by 500 Global) に合格して、参加しているんですけど、そういうのも楽しいですね。ほぼ毎週名古屋でやるんですけど「これは良くない」「これは良い」とボロカスに言われることもあるんですけど、そこがバスケット始めたての1年生みたいな感じで「この感じ懐かしいな」と。

奇遇にも教えてもらっている講師の方がトムさん(トム・ホーバスヘッドコーチ)にそっくりなんですよね(笑)。フォルムもだし、その方は18年間日本に住んでいて日本語もしゃべれるんですよ、あの敬語でちょっと考える感じトムさんそっくりだなって(笑)。その方も厳しいこと言うんですけれど、すごい面白いですね「あっ自分これは耐えられるわ」と思いましたね。何言われても多分大丈夫、トムさんにしか見えなくて毎回毎回笑いそう。
 
妹の急成長「ステファニーファンになりました」
Q.ステファニーは妹以上の存在?
話せることはいっぱいありますし、選手としては破天荒な所というのはステファニーにもあって、自分は行動を先にしちゃうタイプなんですけど、行動を先にする前にステファニーにはちゃんと言うという関係かなと思います。

Q.どっちが大胆?
多分やっちゃうのは自分ですね。それを見てステファニーは「あっこれはやっちゃいけなんだ」と学んで、ステファニーの方がうまくやる

Q.エブリンそれは止めときなよと言われることは?
ありますよ。「それよりこっちの方が良い」とか。基本的には了解してくれるタイプです。

Q.ステファニーがいることで安心出来たり勇気づけられることは?
それは選手時代から。オリンピック予選終わった後のステファニーの成長って著しいなって思って、去年1年間は特にステファニーに助けられたなとは思いました。凄かったステファニーの成長、選手としても人としても

Q.どんな風に変わっていった?
間違いなく何でも話したいと思ったし、バスケットのこともバスケットじゃないことも。後はもう任せて大丈夫だなという安心感というか、逆にステファニーがチームを引っ張っていたと思うので去年は、そこは凄かった本当に。見事。ステファニーの3×3のオリンピック予選がきっかけで、自分はステファニーの試合を見ることが凄く楽しいんだなということに気付いて、ステファニーの試合は全試合見てます。すごい楽しい。ステファニーファンになりました。

(8月7日 名古屋市中区 久屋大通公園でのインタビューより)
 

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