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「世界一黒いポルシェ」走る姿はまるで影 触れない濡らせない、繊細な管理が必要「依頼は一切受けない」

2022年7月26日 07:36
 「世界一黒い」とも言われる真っ黒なポルシェが話題となっています。岐阜市の会社が塗ったこの特殊な塗料、雨に濡れても、手で触っても色が落ちてしまうんです。取材しました。
 岐阜市内を走る1台の真っ黒な車。

 夏の日差しの中を走っていても、光沢がなく、あまり立体感を感じられません。

 影が動いているようにも見えます。

 世界一黒いと言われるポルシェ。

 同じ黒でも、ほかの車と並ぶと異様な黒さが分かります。

 夜の名古屋市・栄を走る様子は、まるで闇に溶け込んでいるかのよう。

 岐阜県警や国土交通省によりますと、車体の色を理由に公道の走行を禁止する法令はなく、この黒さでも夜の道を走ることは可能だということです。
 

『真・黒色無双』

「世界一黒いポルシェ」、正体は『真・黒色無双』?
 企画したのは岐阜市にある車の鈑金塗装などを手掛ける会社で、会社が所有するポルシェに塗料を塗りました。

 「世界一黒い塗料を開発されたメーカーさんとコラボさせていただいて、今回このポルシェに塗装いたしました」(極東 ピットワン 企画開発部 岩田真司 部長)

 使ったのは、知り合いの埼玉県の企業が開発した特殊な塗料です。

 光を99.4%吸収する世界一黒いという水性塗料で、その名も『真・黒色無双』。

 グレープフルーツの片面だけに塗料を塗ったものを見てみると、まるで月が満ち欠けするように、塗られた面が背景に溶け込んでいます。

 「触るともう手の跡がついちゃう。雨降ると表面の粉っぽく塗ったところが流れ落ちるというか黒は落ちないんだけど黒さがだんだん落ちていきます」(極東 ピットワン 企画開発部 岩田真司 部長)
 

粘り強く塗装

誰も触れない「これがオンリー」難しすぎる管理
 この塗料は、プラモデルなどに用いる水性アクリル塗料で、本来はクルマの車体への塗装は不向きです。

 水にぬれたり、手で触ったりしただけで色が落ちてしまいます。

 それでも塗料の魅力を車でも表現しようと、通常3回で済む塗料を吹き付ける作業を7回にわたって行うなど、粘り強く取り組みました。

 「Youtubeとかメディアに取り上げられた後は、もうすごいお客さんも来店が多くて非常に反響が大きいです。同業者からは『すごいことやったな』という反響はお聞きします」(極東 ピットワン 企画開発部 岩田真司 部長)

 しかし、管理が難しく、企画は1回きりで、お客さんから同様の塗装を頼まれても応じられないといいます。

 「依頼は正直一切受けていないです。もうこれがオンリーという形です。誰も触ってはいけない、雨に濡れてもいけない、管理は誰もいないところにぽつんと置いとくしかないです」(極東 ピットワン 企画開発部 岩田真司 部長)
 

今後の一般向け公開予定

「黒いポルシェ」どこで会える?今後は??
 繊細な管理を必要とするこの車ですが、7月31日にこの会社で開かれるイベントと8月7日、岐阜県笠松町で開かれる展示会で、一般向けに公開されるということです。

 気になるその後についても聞きました。

 「まだ悩んでいる感じです。塗料を落とそうか、反響次第でもうちょっと残すか…」(極東 ピットワン 企画開発部 岩田真司 部長)

(7月25日 15:40~放送メ~テレ『アップ!』より)
 

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