ゼロ票確認、記者もやってみた 列の3番目だったが…選挙が始まる瞬間を見た 参院選

2022年6月23日 18:18
 参議院選挙の期日前投票が23日から始まりました。SNS上で「貴重な体験」として話題になる投票所でのゼロ票確認作業。記者もガチ勢に交じり、早朝のゼロ票確認に挑戦してみました。
 愛知県内で設置される163カ所の期日前の投票所。そのうちの1カ所、名古屋市の中区役所。

 記者は30分前に到着しましたが、建物の外ではすでに2人の方が並んでいました。

 「ゼロ票確認ガチ勢ですか?」(前田怜実記者)

 「そうですね。初めてですが一度見てみたくて」(先頭の人)
 

ゼロ票確認の報告をするSNS投稿

「ゼロ票確認ガチ勢」のハッシュタグも
 目的はゼロ票確認。

 公職選挙法では「投票箱が空であることを投票に来た有権者の前で確認すること」が決められています。

 投票日や期日前投票の初日に「空の投票箱を見られる」ということが貴重な経験だとして、SNS上で話題になりました。

 その真剣さから「ゼロ票確認ガチ勢」というハッシュタグまで!

 そこで、投開票日当日は仕事で投票にいけない記者も、ゼロ票確認に挑戦しました。
 

投票所が開く前に並ぶ記者

記者は3番目に
 投票所が開くのは午前8時半、その30分前に到着しましたが…

 「(開始約1時間前の)7時40分に来ました。」(先頭の人)

 「3年前の参議院選挙で1番に来て、気持ちよかったので来ようかなと」(2番目の人)

 記者は…3番目に。「ゼロ票確認は無理か…」と、あきらめたかけたその時!
 

ゼロ票確認へ案内される記者

並んでいる人全員でゼロ票を確認
「こちらの方に確認していただきます」(選管担当者)

 なんと、後ろに並んでいた記者もゼロ票確認をすることができました。

 名古屋市中区では、並んでいる人数によっては、投票開始時刻に来ていた人全員で確認してもらうとのこと。

 “貴重な経験”をし、投票も無事終了です。

 「早起きして貴重な経験できてよかったです」(記者)

 「一度は選挙の始まりをみたかった。こうやって始まるんだなって感じですね」(先頭の男性)
 

投票箱を覗きこみ確認する記者「確かにゼロです!」

 名古屋市では、投票所内での写真撮影は禁止していますが、SNS上では早速、全国の「ゼロ票確認ガチ勢」たちの投稿がありました。

「期日前投票のゼロ票確認にチャレンジしてみた」
「無事に期日前投票の零票確認してきました」

 期日前投票は土日を含む毎日午前8時半から午後8時までで一部を除き、来月9日までです。

【7月7日追記】名古屋市選挙管理委員会は、ゼロ票確認の写真撮影を希望する投票者がいた場合、他の投票者が写っていないことを条件に撮影を認めるよう対応を変更しています。
 

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