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庶民の味方、喫茶店モーニングにも値上げの波「来店の回数減らした人もいる」

2022年6月24日 10:00
 物価高の影響はモーニングにも。愛知県で広く親しまれているお得なモーニングサービスも値上げする店が増え始めました。
 モーニング発祥の地と呼ばれる、愛知県一宮市にあるオムライスの専門店「エグロン」。厚切りのトーストにこだわりの地元産の卵、そして、サラダがついたモーニングを提供しています。

「毎日くる、平日毎日」(男性客)
「週に2日来る。友達とコミュニケーションできるから」(女性客)

 ドリンク代だけでトーストやサラダなどがついてくる。まさに「庶民の味方」と言えるサービスにも、値上げの影響は容赦なく襲っています。

「去年、パンとコーヒーが上がったので正月から20円上げました。値上げしなきゃやっていけない。非常にみんな苦しんでいる状況」(オムライス専門店エグロン 鷲津尚宏社長)

 すべてのドリンク代を20円値上げしました。

 パン、コーヒー、そして7月からは卵。モーニングに使う食材全てが値上げとなっています。

「チケットは10枚で3500円。1回飲むと350円で100円安い」(女性客)
「中には回数減らした人もいるからね。年金で生活しているで、毎日くる人は大変だと思う」(女性客)

 値上げによって客離れの不安がある中、パンの厚さを変えたり、おつまみをカットするなど、店側も試行錯誤が続きます。

「付加価値をつけて、プラス料金でワンランク上のモーニングを食べていくという方向でモーニングは続けたいと思う。これをなくすということは非常に難しい」(鷲津尚宏社長)
 

モーニングの準備をする尾谷豊子さん

16年間値上げはなし「やれるうちはやってこうと」
 愛知県の喫茶店1200店舗が加盟する組合の舟橋左門理事長に、喫茶店の値上げの現状について聞きました。

「直接組合に来た役員さんに聞いたところによると、値上げを判断したのは半々くらいだね。サービスの競争みたいなもんだからね。そういうところで値上げっていうのは皆さん考えると思う」(愛知県喫茶飲食生活衛生同業組合 舟橋左門理事長)

 その中で、16年前から値上げをせずモーニングを提供するお店も。一宮市にある「ピットイン」。尾谷豊子さんが1980年に始め、年中無休で朝5時からモーニングを提供しています。

「ただみなさんに食べてもらいたい。年寄りがあえて旗立てて前に進もうかなと」(尾谷豊子さん)

 来てくれる人への期待に応えるため、ギリギリまで踏ん張り続けます。

「いままで50年やってきたから、やれるうちはやってこうと思って、ここで死んでもいいなと思っている」(尾谷豊子さん)
 

健康マージャン

コミュニティの場として「健康マージャン」を開催
 舟橋理事長は、モーニングへの影響は値上げだけではないといいます。

「いま、人が集まるということがないでしょ。ゲートボールとかやって、ひと汗ながしてモーニングを食べて談笑して帰る。そういうパターンがコロナでなくなっちゃったわけだ」(舟橋左門理事長)

 コミュニティの場としての役割も担っていたモーニング。その文化をなくさないようにと、2021年11月にオープンしたのが「喫茶YaYa」です。

 ドリンク代でピザや小倉など種類豊富なトーストが選ぶことができるモーニングセット以外にも、店内で楽しめるのが「麻雀」です。

 お店では午後1時から4時まで、健康マージャンを開催。高齢者などの交流の場にもなっています。店を気軽に利用してほしいと、当面、モーニングの値上げは考えていません。

「年代の上の方だったら、認知症の予防にもなると思うんですよね。コミュニティ広場みたいになればいいなと思います」(喫茶YaYa 磯岡幸恵さん)

 当面、モーニングの値上げは考えていません。

「この辺りはもっと安いお店が多くて、420円でも高いと言われたので、値上げは考えられない状態ですね」(磯岡幸恵さん)
  
(6月23日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)
 

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