偽物のナイキのスニーカーをリサイクルショップに買い取らせて現金23万円をだましとったなどとして、名古屋市千種区の会社員の男が逮捕されました。

　詐欺と商標法違反の疑いで逮捕されたのは、名古屋市千種区の会社員の男（39）です。

　警察によりますと男は去年11月、愛知県知立市のリサイクルショップに偽物のナイキのスニーカーを買い取らせ、現金23万円をだましとったなどの疑いがもたれています。

　警察の調べに対し、「私がやったことに間違いありません。偽物のスニーカーというのはよくわかっていました」と容疑を認め、「生活費の足しにしたかった」「小遣いにしたかった」などと供述しているということです。

　買い取ったリサイクルショップで売り出していたところ、他の客からの指摘で偽物であることが発覚しました。

　警察によりますと、今回見つかったのはナイキのスニーカー「エアジョーダン1」の「トラヴィス・スコット」コラボモデルの偽物で、インターネット上では正規品が数十万円で販売されていることが確認されているということです。

　入手経路について、男は「中国のものだと思う。激安ネットショップで2万円弱で買った」と話しているということです。警察は、売上や背後関係についても調べています。