コロナ禍で焼却処分予定を大量に買い取り『保護バラ』に バラのユーチューバーが活動「バラも命ですから」

2022年5月25日 09:36
バラの魅力を伝えたいと、ユーチューバーとして活動している女性がいます。15年かけて育ててきたバラの総数は約1000本。毎日バラから元気をもらっている彼女が、このコロナ禍である取り組みを始めました。
「2022年、ロマママガーデンです。きょうは、ロマママガーデンにようこそ。プライベートの秘密のバラ園です」(バラのユーチューバー ロマママさん)

 人目につかない自宅兼工場の屋上にあるのは、まさに「秘密の花園」。約200坪もある広大なローズガーデンです。愛知県豊橋市のユーチューバー「ロマママさん」が15年かけて育ててきた約1000本ものバラが、2022年も見事に花開きました。

「小さい頃からバラの香りが大好きです。最初は2~3本だったんですけど、どんどん増えてしまいましたね」(ロマママさん)

 ユーチューバーとして活動し、バラの魅力を発信し続けてきました。この日は楽しみ方の一つ、友人にバラの髪飾りを作ってもらうことに。

「バラの妖精になった気分です!…あれ?違う?妖怪?」(ロマママさん)

「年齢問わず、気分がアップします。バラを始めてから明るくなりました。もともと明るいんですけどね私。ますます明るくなっちゃいました」(ロマママさん)
 

処分されるはずだった「保護バラ」

焼却処分予定のバラを大量に買い取り、育ててくれる人に広げる
 毎日、バラに元気をもらっているというロマママさん。実はこのコロナ禍に友人たちとある取り組みを始めていました。それは…

「これ保護バラです。この辺は全部焼却処分される予定だったバラです。コロナになってから、バラ園が閉園になったり規模を縮小したりして処分されるバラが出てきているんですね」(ロマママさん)

 新型コロナの影響でイベントが中止になったり、入場者が減ったバラ園の縮小が決まったりし、大量のバラが行き場を失い処分されることになりました。

 

バラのユーチューバー ロマママさん

「バラも命ですから、できれば救ってあげたい」
 そこで、少しでもバラに恩返しをしようと大量に買い取ることにしました。

「こんなに可愛くてキレイな花が咲くのを知ってもらいたかったのと、バラも命ですから、できれば救ってあげたいなと思って」(ロマママさん)

 ロマママさんは、仲間と一緒に即売イベントを開いて格安でバラを譲渡。500円から1500円とお値打ちです。

 また、近所の人たち育ててもらうようお願いしたり、保護したバラの行き先を懸命に探しました。

 

バラのユーチューバー ロマママさん

「友だちとかが、花を育てたことがない人たちが『保護バラなら試してみる』と。みんな結構、キレイに咲かせてくれていて、みんなバラの魅力に取りつかれて、どんどんバラを増やして新たな世界を見つけてほしいなと思いました」(ロマママさん)
 
 保護したバラがそれぞれの家族で大切に育てられ、いつか街中を鮮やかに彩る日を夢見て、ロマママさんはきょうもバラを育て続けます。

(5月24日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』メ~ロメロポスト コーナーより)
 

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