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名古屋の新たな地下鉄駅構想“柳橋駅” 「どえりゃあ賛成と言っている」河村市長の公約でも実現は不透明

2022年3月24日 09:06
 2027年、リニア中央新幹線の開業予定に合わせて名古屋の「柳橋」に、新たな地下鉄の駅を作る構想があります。河村市長が意欲を見せる一方で、採算の面などで課題があり実現するかどうかは、不透明な状況です
 23日午後、名古屋市役所を訪れたのは中村区にある商店街組合などの関係者。河村市長に、地下鉄柳橋駅設置を求める要望書を手渡しました。

「私はどえりゃあ賛成と言っている。国家プロジェクトとしてやっていこうと」(名古屋市 河村たかし市長)

 柳橋駅は、名古屋駅の南東部で地下鉄東山線の名古屋駅と伏見駅の間。

 実は、構想自体は1957年の開業当時からありました。しかし「利用者が見込めない」として設置が見送られてきました。
 

柳橋駅のレイアウト図(2019年公開)

市長選で公約に掲げるも結論は出ず
 そんな「幻の駅」に、再びスポットライトを当てたのはリニア中央新幹線です。

 2014年、市はリニア開業に向けた街づくりの一環として、再び設置に向けた検討を始め、2019年には新駅のレイアウト図を公開。「設置は物理的に可能」という考えを示しました。

 河村市長も2021年の市長選で公約に掲げるなど、意欲を見せてきました。しかし今の時点では結論が出ていません。

「駅開業から20年たったら1日あたり2万4000人程度の乗降客が見込める推計」「なかなか新駅の設置に至っていない」「中村区の区商連やホテル関係者地域のみなさんは柳橋新駅に期待と不安を抱いている」(名古屋市 斉藤高央市議 8日)

 8日の市議会。市は「名古屋駅エリア全体における新駅の役割について検討する」との答弁にとどめ、慎重な姿勢を崩しませんでした。

 

開業当時の東山線(1957年)

名駅南エリアはコロナの影響もあって賑わいを失いつつある
 柳橋地区のすぐ近く、広小路通りにあるウナギ店「うな善」。ここで30年以上にわたってウナギを焼き続けてきた店主の中西祥雅さんは、8年前から新たな駅の設置を求め続けています。

「地下鉄の駅からもこういう飲食店に歩けるのは5分くらいが目安。お客さんだと10分はかかってしまうと思います。柳橋駅ができると2、3分で来れるんじゃないかと思います。」(うな善 中西祥雅店長)

 名古屋駅と伏見駅のちょうど中間に位置するこの一帯の店は、いずれの駅から歩いても、徒歩で10分近くはかかります。

 リニア開業に向けて名古屋駅のそばでは再開発が進む一方、駅から少し離れた名駅南エリアは、コロナの影響もあって賑わいを失いつつあるといいます。

「ここがテナント空いています。いままで空いたことなかった。」「将来的に見れば駅が出来ることにより名駅南エリアが発展しますし、快適ないい街になっていくんじゃないかと考えられる」(中西祥雅店長)
 

開業当時の東山線(1957年)

幻の柳橋駅構想は、リニアで再浮上するのか?
 新たな駅を望む声は、地下鉄の利用客からも…

「テストがあると早帰りになることがあるんですけど、その時間でもそれなりに人がいる。どの時間でも混んでいると思う。緩和されるなら助かる」(地下鉄の利用客)

 市によると、地下鉄の名古屋駅を1日に利用する人数は約12万6000人。ビジネス街である伏見駅との間に、新たな駅を作ることで混雑が緩和されるとの声もあります。

 その一方でこんな声も。

「1駅増やしたところで緩和されるかは個人的に疑問」(地下鉄の利用客)

 東山線開業から65年。幻の柳橋駅構想は、リニアで再浮上するのでしょうか。

 名古屋市は、名鉄が2024年度をめどに方向性を打ち出す名古屋駅での再開発計画をみながら、検討を進めていくとしています。

(3月23日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)
 

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