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「もう収拾がつかない状態では」と街の声 濃厚接触者の特定断念の名古屋市、現場のひっ迫ぶり

2022年1月25日 18:00
 名古屋市は濃厚接触者かどうかの判定を当面、中止します。新型コロナが疑われる症状が出たらどうすればいいのか。不安の声が上がる一方で、保健センターを取材すると、そのひっ迫ぶりも見えてきました。
 新型コロナの感染者が急拡大する名古屋市。

 名古屋市は24日、感染者の行動履歴の調査や濃厚接触者かどうかの判定を当面、中止することを発表しました。

 保健センターの業務がひっ迫しているためです。

 重症化のリスクがある高齢者施設などではこれまで通り、濃厚接触者への調査や検査を続けます。

 また、症状が出た感染者の状態についても引き続き調査します。

 一方、感染した恐れがあると自主的に判断した人については、検査キットの不足を理由に、名古屋市としての検査は行わず、10日間の自宅待機や外出の自粛を呼びかけます。

 市民の反応は。

 「無症状の人は自分で感染しているとは思わないので、保健センターの方からきちんと 『あなたは濃厚接触者ですよ』と伝えてもらわないと。自分で申告しない人もいるかもしれないので、保健センターから言ってもらいたいと思う」(女性)

 「娘は22歳だが難病を抱えているので、もし症状がなければ、あの子はどうなるんだろうと思う。すぐにでも受診したいが…」(女性)

 「行政とかがひっ迫していて機能できない状態で、極論、『個人で判断してください』ということですよね。もう収拾がつかない状態になっていると思うので、一人ひとりが気を付けるしかない」(男性)
 

名古屋市の中保健センター

 名古屋市中区の中保健センターでは、医療機関から新規感染者の情報がひっきりなしに届きます。

 「医療機関から発生届が送られてきますが、(22日の)土曜日は177件、日曜日は120件くらい、月曜日は200件くらい来ています」(中保健センター 岡田恵子・保健予防課長)

 事務職員が発生届を元に感染者のカルテの役割をする「調査表」を作り、看護師らがそれをもとに、感染者に電話をかけて症状の聞き取り調査などを行います。

 第5波のピーク時は、中区の新規感染者の数は一日あたり132人でしたが、先週の土曜日には177人で、第5波のピークを超える事態になっています。

 他の部署の職員が応援に入り、総勢100人で業務にあたっていますが、帰宅は連日、深夜0時前後だといいます。

 「重症化しやすい患者さんを早く治療につなげようと、なるべく早めに当日か翌日には連絡しようと思うが、やり切るのになかなか苦労している」(中保健センター 岡田恵子・保健予防課長)

 急増する感染者の中から治療が必要な人をいち早く見つけるために作業の簡略化を進めています。

 名古屋市では、濃厚接触者の割り出しや判定を中止し、感染者本人から直接、同居家族や友人などに伝えてもらうようにしました。

 また、自宅療養者が1000人に上るため、これまで全員に行っていた健康観察の連絡を、高齢者や基礎疾患のある人などに絞っています。

 「今までは若い人が多かったが、家族内感染でどんどん高齢者が増えてきた。入院する人も増えてくるのかなと思います。病床も圧迫されるのでその辺がすごく心配です」(中保健センター 岡田恵子・保健予防課長)
 

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