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子どもへのワクチンに医師「納得して接種するのがいい」 長期的リスクは「正直分からない」

2022年1月14日 20:00
 感染が再拡大する中、ワクチン接種では新たな動きが出てきました。政府は新たに取りまとめた新型コロナ対策で、12歳未満の子どもについて3月以降に希望者へのワクチン接種を始める方針です。子どもの接種について、医師に聞きました。
 政府は新たに取りまとめた新型コロナ対策で、12歳未満の子どもについて、3月以降に希望者へのワクチン接種を始める方針です。

 製薬大手のファイザーは、これまでに5歳から11歳の子どもも対象に加えるよう承認申請していて認められれば、国内では初めてです。

 20日の専門家による分科会で安全性が確認されれば、年齢の引き下げが了承される見通しです。
 

民間学童保育「PATCH」の 飯塚崇洋 校長(名古屋市守山区)

子どものワクチン接種は保護者の判断「周りの判断を見てから…」
 名古屋市守山区にある民間学童保育「PATCH」。

 夕方3時すぎから小学校を終えた子どもたちを受け入れています。

「学童でどれだけ感染対策をしても、学校などですごくたくさんのほかの子どもたちと出会うので、やっぱりどうしても、年間の行事の中で必ず外せないというか、成長する過程の中でこれは経験してほしいということはたくさんあるので、その中でワクチンで予防ができるのであれば、それはすごくいいことかなと思う」(アフタースクール パッチ 飯塚崇洋 校長)

 一方で、子どもたちにワクチンを接種させるかどうかは、保護者の判断です。

「ご家庭の事情もあると思うので、こちらからなかなかワクチン接種を薦めるのは難しいというのはあります」(アフタースクール パッチ 飯塚崇洋 校長)
 
 ある保護者は、次のように話します。

「自分もワクチンを打ったんですけど、熱とかが出て…安全であれば打ちたいし、副反応などを勉強して、もうちょっと難しかったら打たないほうがいいと。様子見をして、周りの判断を見てがいいかなと思います」(保護者)

 この学童保育では手洗いや検温、マスクの着用などで感染対策を行っていますが、子どもたちにとって、より良い環境を整える立場として接種には前向きです。

「ワクチンはやっぱり重症化防いだりというのは話は聞いているので、少しでもそういうことが進んで、本当に何も気にせず遊べたりとか、そういう時がくるのが一番期待していることです」(アフタースクール パッチ 飯塚崇洋 校長)
 

新型コロナワクチン接種への考え(国立成育医療研究センター 9月のインターネット調査)

保護者へのアンケートでは7割が「接種させたい」
 小学生870人、小学生の保護者1300人を対象にしたワクチン接種のインターネットアンケートでは、小学生の半数、保護者の7割が「ワクチンを接種したい」「接種させたい」と答えています。
 

あいち小児保健医療総合センター 伊藤健太 医師

医師「患者が増えれば、重症の子どもは増えていく」
 子どものワクチン接種についてどう判断すればいいのか、愛知県大府市のあいち小児保健医療総合センターの伊藤健太医師に聞きました。

 現在、こちらの病院には2人の子どもが新型コロナで入院しているといいます。

「感染者は、増える可能性の方が高いと思います。オミクロンの感染力、世界中で見えているところとか、日本の立ち上がりも見ていたら、子どもがワクチンを打っていないことで患者も増えてくると思います。患者が増えれば、重症の子どもは増えていきます」(あいち小児保健医療総合センター 伊藤健太 医師)
 

愛知の10歳未満の感染者(12月28日~1月12日)

ワクチンの副反応は『5歳から11歳の副反応は、16歳から25歳と比べて少ない』とも
 愛知県では、第6波が始まったとされる2021年12月28日から2022年1月5日までに確認された感染者2477人のうち、10歳未満は165人です。

 一方で、子どもは重症化しにくいとされるコロナウイルス。

 国の基準による愛知県の集計では、これまでに10歳未満の重症者は1人だといいます。

「我々の施設は小児の専門医療施設でもあるので、コロナで重症になって集中治療室に入るのを見ると、ワクチンを打ったほうが個人の予防に繋がることが海外のデータ等々からわかっているので。個人を守るためにワクチンは打ったほうがいいと考えてはいます」(あいち小児保健医療総合センター 伊藤健太 医師)

 ワクチンの副反応も気になるところです。

「米国で12月31日に5~11歳の安全性の評価のデータも出ていて、800万接種以上されている中で、出てきている安全性のデータで、若い男性に注意喚起されている心筋炎などは、11/800万接種なので、そのレベルでの発症にとどまっていて、みなさん回復されているので、短期的な安全性・有効性は情報は出そろいつつあると思います」(あいち小児保健医療総合センター 伊藤健太 医師)

 ファイザーの治験では5歳から11歳の副反応は、16歳から25歳と比べて少ないという結果も出ています。
 

ファイザー社製ワクチンの副反応

長期的リスク、医師「「正直なところ分からない」
 10年後、20年後の将来的なリスクについて伊藤医師は次のように話します。

「正直なところ分からないのが本当の答えだと思うんですけど、今回のコロナワクチンだけではなく、様々なワクチンが出てきている中で、長期的な後遺症に関しては、ほとんどないと言われています」

「実際にコロナにかかってしまった時の長期的な後遺症とてんびんにかけた時にどう考えるか、コロナに今かかってしまうと社会的にすごく大変なので、特に保護者の方が理解して頂いて、もし接種するのであれば納得して接種するのがいいのかなと思います」(あいち小児保健医療総合センター 伊藤健太 医師)

(1月14日 15:40~放送メ~テレ『アップ!』より)
 

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