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お小遣いの新しいルール『倍返し』制 お金を貯めて資産形成のトレーニング

2022年1月14日 07:37
 子どものお小遣い、いつごろから、どのくらいの金額を渡すのか悩まれる人も多いと思います。2022年4月からは高校で資産形成の授業も始まります。子どもが自らすすんでお金を貯めたくなる『新しいお小遣いのルール』を取材しました。
 2021年12月に開催された子ども向けのマネーセミナー。

 参加者に子どものお小遣いについて聞きました。

 「3歳から始めています。月初めに300円渡す。目の前で使ってしまう。お金を貯める大切さを知ってほしいと思います」(4歳・1歳の母)

 「あげすぎてもいけないし、少なすぎてもいけないので、周りがどのようにしているかが分からなくて…」(10歳・6歳の母)

 「今お小遣いをあげていないけど、家でアルバイトという形で。6歳の兄は風呂洗い、4歳の弟はベッドの布団を直すっていう。お金をいくらあげるのか、周りに聞いてもバラバラなんです。だからどうしようか悩む…」(6歳・4歳の母)
 

親が子どもに渡すお小遣いはいくら?(バンダイこどもアンケート「小中学生のおこづかいに関する意識調査」)

お小遣いは子どもにいくら渡す? あげ方は4タイプ
 『親が子どもに渡すお小遣いはいくら?』なのか、バンダイの調査によると、ひと月のお小遣いの平均金額は、小学1年生から3年生で1045円。

 4年生から6年生で1845円。

 中学生では、1カ月に2298円を渡しています。

 名古屋の不動産投資コンサルタントで子どものお小遣い事情に詳しい、村田幸紀さんに話を聞きました。

 「お小遣いのあげ方を調査していった結果、4タイプあるなと。1定額制・2報酬制・3都度払い・4なし。4つのタイプによって大人になってからの考え方だったり、使い方や稼ぎ方に大きく影響を与えていて」(こどもmirai 村田幸紀 代表)
 

子どものお小遣い(メ~テレ調べ)

『都度払い』は要注意「どんどん借りてくださいというのは良くない」
 お小遣いの渡し方は、主に4つに分類できます。

 村田さんは、その中で必要なときに渡す『都度払い』は気を付けた方が良いと指摘します。

 「ローンやボーナス払いなど大人になったらどんどん買いなさいと言っているようなものなので、どんどん借りてくださいというのは、良くないと思いますね」(村田幸紀 代表)

 番組で、高校生までの子どもを持つ親に聞いたところ、報酬制と都度払いが約25パーセント。

 最も多かったのは、毎月渡すなどの定額制43.6%(51人)でした。
 

こどもmirai 村田幸紀 代表

オススメは『定額制』「安定してちゃんとお金が入ってくるけど…」
 その中で、村田さんのオススメを聞きました。

 「まず、ベースにするのが定額制。定額制というのは、安定してお金が入ってくるので。でも、定額制のデメリットもあります。毎月これだけ入ってくる、毎週これだけはいってくるっていうと、そこまでに全部を使い切るというクセがどうしてもつきやすいです」(村田幸紀 代表)

 定額制は、定期的に決まった金額がもらえるため、毎回すべてのお金を使い切ってしまう傾向があると言います。
 

お小遣いを『倍返し』のルールで

全てのお小遣いを使い切らないための『倍返し』?
 その弱点をカバーするため、考えたルールが『倍返し』です。【詳しくは動画で】

 『倍返し』とは、例えば、毎月1回1000円のお小遣いをあげるとして、子どもが1カ月で800円を使い、200円を残したとします。

 その残金を親へ渡すと、親は200円の2倍、400円を子どもの貯金箱へ入れます。

 「倍になるんだというと、そこで初めて、これは『残した方が得なんだ、うれしいじゃん』という喜びを子どもに分かってもらう。全部を使わないという学びがあります」(村田幸紀 代表)

 4月からは、高校で、投資など資産形成についての授業が始まります。

 村田さんによると、『倍返し』を使ったお小遣いのルールは、お金を貯めて資産形成していくトレーニングができると言います。
 

美乃ちゃんがお小遣いで買ったもの

お小遣い『倍返し』制の家庭「欲しいものが買えるようになった」
 『倍返し』を実践している平松さん親子に話を聞きました。

 小学5年生の兄・孝紀(11)くんと、小学3年生の妹・美乃(9)ちゃん。

 孝紀くんは、12月に1000円のお小遣いをもらったうち500円を残し、倍返しで1000円をもらい貯金しました。

 お金を貯め続け、5万円にすることが目標です。

 「持っているお金の2倍の金額をもらえるから、貯めたい、残したい。以前はあればあるだけ使っちゃえと思っていたけど、倍返しだともっと貯めたくなる」(平松孝紀くん)

 美乃ちゃんの毎月のお小遣いは600円ですが、コツコツと倍返しで貯めて、お母さんへの誕生日プレゼントや大好きなフラペチーノを自分のお金で買えるように。

 「欲しいものができるだけ買えるようになった」(平松美乃ちゃん)

 「倍返しをする前まで、妹は渡したお小遣いを大切に思い過ぎて、欲しいものが買えない感じだったんですけど、お金が増えるから、いま自分が本当に欲しいものをここで使って買おうとなったことはすごくびっくりしました」(母 平松美里さん)
 

お小遣いの主な4パターンのメリット・デメリット

【まとめ】お小遣いの主な4パターン
 お小遣いの方法は主に4パターンあり、村田幸紀さんによると、それぞれにメリット・デメリットがあります。まとめました。

【定額制】 
 〇 定期的に決まった金額がもらえ安定する
 × 一方で、毎回すべてを使い切ってしまう(このデメリットを解消するのが”倍返し”、倍返しをすることで、お金を貯めるようになる)

【報酬制】 
 〇 働いて稼ぐありがたみが分かる
 × お金がもらえないと動かない

【都度払い】
 〇 なぜお金が必要なのか説明するプレゼン能力が身につく
 × 欲しいときにもらって使ってしまうのでお金の管理ができない

【なし】  
 △ お金の教育としては微妙
 

お小遣いを『倍返し』ルール

お小遣いのキャッシュレス化は「アリ」 でも最初は硬貨の手触りが重要
 また、定額制のお小遣いについて、設定金額は「倍返し」をするなら、半分を貯金しやすいよう周りの家族の2倍が良いといいます。

 一方、お小遣いのキャッシュレス化については、「将来的にはアリ」というものの、硬貨などの手触り感が重要であるため、最初は手に触れるお金を渡した方がいいということです。

 ちなみに、倍返しは、残した額を倍にする計算は小学生からでもできるので、小学生からでも始めることができると考えています。

(1月13日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』「鈴木しおりの一歩前へ」より)
 

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