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自己流の“低温料理”は危険「余熱だけで火は通りません」 SNSで人気の調理法に国が注意呼びかけ

2021年12月23日 11:00
 年末年始はおうちで過ごす人も多いのでは。そんな中、「低温調理」という方法がSNSなどで注目されています。しかし、国は食中毒の危険があるとして注意を呼び掛けています。
 おうち時間が増えたことで人気になっているのが「低温調理」です。

 低温調理とは、100度よりも低い温度でゆっくり加熱する調理法で、肉が柔らかくジューシーに仕上がると注目されています。
 

2021年トレンド料理ワード大賞

SNSでも話題の「低温調理器」
 SNSで話題になった今年の料理に関するワードランキングでは、4位に「低温調理器」がランクインしています。

 そんな人気の低温調理について、国の食品安全委員会は「調理温度が低いため、殺菌という面で十分に気をつけなければならない」と注意を呼びかけています。
 

肉の外側や断面を見ても加熱具合はわからない(食品安全委員会提供)

130分の加熱が必要な低温調理
 見た目で、加熱不足が分からないケースが多く、食中毒につながる恐れがあるといいます。

厚生労働省によりますと、2020年の家庭での食中毒は166件で、10年前と比べおよそ2倍に増えています。

 実際、低温調理にはどれくらいの時間が必要なのか。

 例えば、ローストビーフを作る場合、肉の中心温度が58度で、殺菌に28分以上の加熱が必要となります。

 厚さ4センチの牛もも肉300グラムを58度のお湯で加熱した場合、肉の中心温度が58度に達するまでは約100分。

 さらに、そこから殺菌のため、28分以上かかるので、あわせて、およそ130分の加熱が必要です。

 肉の外側や断面を見ても、見た目だけでは加熱が十分かどうかわからないといいます。

 食品安全委員会はYouTubeなどで「低温調理器メーカーのマニュアル本や正しいレシピを参考にしてほしい」と呼びかけています。
 

余熱だけでは正しい加熱はできない

ホイルで包んで余熱で火を通す→絶対ダメ
 こういったやり方でローストビーフなど作っている方いませんか?

 フライパンで表面を焼いたあとにアルミホイルで包んでしばらく置き、余熱で火を通すという方法。

 食品安全委員会によると、この調理方法も絶対にダメだといいます。
 

低温調理の注意点

 余熱はどんどん温度が下がってくるので、中心温度が上がらず正しい加熱ができないためです。

 低温調理とは、低温でも同じ温度を一定に保ち続けて、中心温度をちゃんと管理できて初めて「低温調理」と言えます。
 

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