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全国で導入が進む「手ぶら登園」 おむつは園が準備、名前を書く手間・月に100枚持っていくことも不要

2021年11月12日 08:30
幼稚園や保育園に持っていく物が多くて大変。そんな保護者の悩みを解消してくれるのが、いま話題の「手ぶら登園」です。
 月曜日の朝、名古屋の保育園に向かうお母さんたちを見てみると、着替えや布団などを入れた大きなカバンを抱え登園してました。

「布団がある2週に1回の月曜日は荷物が多い。子どもが小さいと抱っこになるので、きょうもグズグズだったので、そうすると抱っこで、いま妊娠中なので特に大変」(子どもが保育園に通っている母親)
「今日持ってきたのは布団と体操服、小さい子は寝るのでパジャマとか。こういうものだと思って、当たり前だと思っている」(孫が保育園に通っている祖母)

 リポーターの鈴木しおりアナウンサーも、毎朝、その大変さを実感していると言います。

Q.普段、保育園へ何を持っていく?(ディレクター)
「まず、おむつ7枚と着替え2セット、食事用のエプロン3枚、敷きパッドと掛け布団、あと帽子」「多いですね。袋が2つ分になるので結構かさばりますね」(鈴木アナ)
 

鈴木アナの登園時の荷物

毎週月曜日、登園する際は大量の荷物
 そして地味に大変な作業が…。

「おむつは必ず全部記名なんですよ。地道に名前のスタンプを押していくんですよ。忘れたら『時間ないのに、朝から何枚押さなきゃいけないの!』って…」(鈴木アナ)

 毎週月曜日、登園する際に鈴木アナが持つ荷物を写したもの。これだけの量を持ちながら子どもと登園するのは、保護者にとって大変な作業です。

 そんなお母さんたちの悩みを解消するため、新たな取り組みを始めた保育園があります。名古屋市東区にある「めいてつ保育ステーション砂田橋ぽっぽ園」では、0歳から2歳までの園児17人が通っています。

 子どもを預けに来るお母さんたちを見ていると、荷物が少ないように見えます。話を聞いてみると…。

Q.この保育園を選んだ理由は?
「家から近かったのと、荷物が少なくて楽なので」(利用客)
Q.荷物、何も持っていないですよね?
「何も持ってないです」(利用客)
 

保育園に完備されているサイズ別のおむつ

定額料金を払えば紙おむつが「使い放題」
 この園で行われている、お母さんの負担を減らす取り組みとは?

「おむつを保育園で用意する『おむつサービス』を実施しています」(名鉄スマイルプラスマネージャー 稲垣里佳さん)

Q.おむつを毎日持ってくる必要がない?
「子どもに合わせたおむつを用意しているので、保育園におまかせで大丈夫です」(稲垣里佳さん)

 この保育園では、月々1700円の定額料金を払えば、紙おむつが使い放題なんです。現在、半数の保護者が利用しているといいます。また、おむつの準備や補充、処理は園側がしてくれます。

Q.「M」「L」「BIG」とありますが…
「使う子どものサイズに合わせて、分けて管理しています。1人1人預かって管理する手間がないので、名前を書いてもらったり、他の子のおむつを履かせてしまうこともないので安心して対応できる」(園長 小坂実華さん)
 

食事用エプロンを洗う様子

汚れた服などを洗濯してくれるサービスも
 さらに、お母さんの負担を減らすサービスは他にも。園児たちが食事をとった後、園長が回収していたのは「食事用のエプロン」です。

Q.回収した食事用のエプロンはどうするんですか?
「水洗いしてから洗濯をします」(園長 小坂実華さん)

 なんと、洗濯をしてくれるサービスもあるんです。月々2200円で、汚れた服はもちろん、タオルやよだれかけ、お昼寝で使うシーツなど、洗えるものは全て毎日洗濯してくれます。洗ったものは畳んで、子どもごとそれぞれの棚に入れて管理してくれます。

「洗濯サービスをお願いしています。すごく良くて『食事のエプロンなどはベタベタなものを持って帰ってくる』と、他の園のお母さんから聞くんですけど、そういうこともなく安心してお願いしています」(利用客)

Q.「手ぶら登園」のメリットは?
「楽ですね。朝も慌てなくてよくて、心に余裕ができるので、仕事の荷物だけ持っていけるので楽です」(利用客)
 

「手ぶら登園」のメリット

月に100枚程度おむつを持っていく負担がなくなる
「手ぶら登園」を利用するメリットと、現在の導入状況についてまとめました。

■メリット1【かさばる「おむつ」を用意しなくていい】
 1日5~6枚のおむつを必要とする場合、月に100枚程度持っていくことになるため、その負担がなくなります。

■メリット2【おむつ1枚1枚に名前を書く必要がなくなる】
 「記名作業」をする必要がなくなります。また、保育施設側にとっても「おむつを忘れた時に対応しなくて済む」「おむつの残りの枚数を気にしなくてよくなる」「少し汚れただけでも気兼ねなく交換できる」といったメリットがあり、双方にとって得なサービスとなっています。
 

東海3県の「手ぶら登園」導入状況(私立幼稚園のみ)

 そして、現在の導入状況です。

 「手ぶら登園」を全国展開しているBABYJOBでは、おむつとおしりふきが定額料金で使い放題となり、全国約1300の保育施設で「手ぶら登園」を導入しています。

 東海3県では、愛知県で32か所、岐阜県で6か所、三重県で6か所の私立保育園で導入しています。

 

「手ぶら登園」を導入・試験導入している公立保育園を運営する自治体

公立保育園を運営する東海3県の自治体では導入はなし
 一方で、公立保育園を運営している自治体でも導入が進んでいます。

 導入しているのは、東京都町田市(1園のみ)、神奈川県平塚市、奈良県奈良市、奈良県三宅町です。また、これ以外の市町村では、全ての公立保育園で「手ぶら登園」を導入しています。

 その他、東京都渋谷区、千葉県浦安市、千葉県習志野市では、試験導入というかたちで「手ぶら登園」を導入しています。この内、渋谷区では、区内の全18施設で11月から2か月の試験導入を行っています。

 しかし、東海3県の自治体では、今のところ導入はされていません。

(11月11日15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)
 

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