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小学校の部活動を民間委託 教師の負担軽減の一方「寂しい部分はある」 名古屋

2021年10月25日 17:36
 子どもたちの成長を促す部活動、名古屋市では10月から大きく形が変わりました。背景にあるのは先生たちの負担軽減です。
 「1、2、3、4~」

 子どもたちの元気な声が響き渡る放課後の体育館。

 「もう1回見せるよ~」(民間の指導者)

 教えているのは先生ではなく、民間の指導者です。指導を希望する大学生や、定年退職を経た経験者たちがあたっています。

 名古屋市は、部活動の民間委託を10月から市内すべての小学校に広げました。南区の桜小学校では1年早く、2020年10月から民間委託を始めています。

 「すごく楽しい。いろんなころができるから」(6年生の女子児童)
 「教師だと、担任だったことない人だと話しにくいけど、コーチだと初めて会うし話しやすい」(6年生の女子児童)
 

教員の部活動指導にかかる実態調査の回答結果(名古屋市教育委員会調べ)

1つだけでなく、複数の部活動が可能に
 民間に委託したことで変わったのは指導員だけではありません。部活動といえば、基本的には最初に選んだ1種類のものをずっと行うイメージがありますが。

 「バレー部と合唱部と器楽部をやってます」(6年生の女子児童)

 民間に委託したことで、曜日ごとに活動の内容が異なり、児童は6つの活動の中から最大3つまで選択することができます。

 「4年生のころは何もしていなかった。部活の種類が少なくて、僕の趣味と当てはまる部活がなかったです」(6年生の男子児童)
 「いろいろなスポーツができるのがうれしい」(6年生の女子児童)

 その頃、部活動に携わらなくなった教職員たちは、職員室で授業の準備やテストの採点などを行っていました。部活動を民間委託にしたことで、先生たちの負担も軽くなりました。

 「民間に委託される前は音楽部をやっていて、コンクールとかに出ていて、それが変わったということで寂しい面はあるんですけど、負担はだいぶ減って午後に時間ができた」(部活動を指導していた教員)
 

部活動中の子どもたちと指導者

実施の根幹は「働き方改革」と「運動文化活動機会の確保」
 名古屋市教育委員会では、2017年度から部活動の在り方について教職員などにアンケート調査を実施。その中で、約6割の教職員から、授業準備や教材研究に時間が取れないという意見があったといいます。 

 「これまで名古屋市の小学校の部活動におきましては、約2800人の教員が活動に従事してまいりました。教員の働き方改革の部分と、児童の運動文化活動機会の確保、これをどうやって進めていくのか検討する中で、今回の民間委託実施になった」(名古屋市教育委員会部活動振興室 津田淳一郎室長)

 教職員の負担を減らすことで期待されるのが、教育環境の改善です。

 「部活動で指導することに魅力を感じている教職員も多いと思うんです。寂しい部分はありますが、僕たちは働き方改革で意識を少しずつ変えていかないといけないというところがあるので難しい」(桜小学校 桐山健一教頭)

 部活動の民間委託に保護者からは。

 「先生の負担も減るし、専門の方が見て下さるかなと思うのでいい思います」(小学生の保護者)
「親としてどう信頼関係を築くか。部活動中、ほとんどの親は仕事や家事で、目に見えないところでのことなので、しっかりと説明していただければ問題ないのかなと思います」(小学生の保護者)
 

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