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野外での行楽 マダニやエキノコックスに注意 感染症で死亡例も

2021年10月23日 08:00
行楽の季節、屋外には小さな生き物による危険が潜んでいます。時には死に至ることもあるマダニ。感染症を引き起こす寄生虫。身を守るにはどうすればいいのでしょうか。
公園内の森林も けもの道は無数のマダニが
 愛知県内の公園。木々に囲まれ、多くの人がハイキングを楽しむ場所です。

「けもの道ですね。ずっと続いています」(愛知県ペストコントロール協会・森重樹技術員)

 イノシシが通った跡だといいます。そこに白い布を広げて、けもの道周辺の草にこすりつけていくと…布の上にたくさんの小さな粒が取れました。すごい数です。

 この小さな粒の正体はマダニです。野生生物などの血も吸い、様々な病原体を持ち、かまれることで、感染症を発症するおそれがあります。

 今月に入り、愛媛県の80代の女性がマダニにかまれたことで感染する日本紅斑熱で死亡。7月には愛知県内で初めて、マダニにかまれて発熱や消化器症状を伴うSFTSウイルスの感染者が確認されています。

「シダ植物などギザギザが多いところはくっつきやすいのでマダニがいます」(愛知県ペストコントロール協会・森重樹技術員)

 ダニから身を守るために服装は、長袖、長ズボンが基本になります。また足元も長靴やスニーカーに長いソックスを着用し、虫よけスプレーで肌を守ります。

「マダニは蚊と違い、頭部が皮膚を貫通してかみつきながら血液を吸う生物です。取り除くと頭部だけが残る可能性があるので炎症が残る可能性がある。専門医に行かざるをえなくなるので噛まれないことが重要」(愛知県ペストコントロール協会・森重樹技術員)
 
北海道でキツネや犬の確認が多いエキノコックス 愛知でも2014年以降9件
 野外にはマダニのほかにも、スズメバチやムカデなど、危険な生き物でいっぱい。

 草木や動物に触れた手や、靴についた土などに寄生虫が潜んでいる危険があります。 21日、愛知県の大村知事が会見で取り上げたのが…

「犬のエキノコックス症の発生による注意喚起について2019年3月、国立感染症研究所が愛知県内の一部に定着したと発表した」(愛知・大村知事)

 エキノコックスとは、キツネや犬などに感染する寄生虫です。

 日本国内では、主に北海道で確認されていましたが、2014年に愛知県の阿久比町で、県内で初めて野犬からエキノコックスが確認され、それ以降、これまでに9件確認されています。

 なぜエキノコックスが愛知県でみつかったのか詳しくはわかっていません。
 

エキノコックスの感染ルート

卵を取り込まないよう「よく洗う・沢や川の水は飲まない」
 エキノコックスは、私たちヒトにも関係があります。

「卵がついているところを触って口に入ることが(感染)経路になる」(愛知県感染症対策課)

 エキノコックスは、犬やキツネの体内に寄生してそこで成虫となり、卵を産みます。卵は糞として排泄され、その卵がついた水や野菜を口にすることで人に感染します。

 感染した場合、腹痛や肝臓の肥大化などの症状がみられます。特に注意したいのが発症までの潜伏期間です。

「潜伏期間が非常に長い感染症で、一般的には初期症状が出るまで10年以上かかるといわれている」(愛知県感染症対策課)

 気付かないまま過ごすと、死にいたる恐れもあるエキノコックス。感染を防ぐためにはどうすればいいのでしょうか。

「虫卵を体内にいれないことが大切。野山に出かけて帰ったらよく手を洗う。沢・川の水は飲まない。山菜・野菜・果物はよく洗って食べるようにしてください」(愛知県感染症対策課)

(10月22日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)
 

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