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一斉休校などで「転びやすくなった」子どもたち、運動量の確保に悩む学校現場 愛知

2021年10月14日 08:00
 新型コロナ感染拡大による外出自粛や一斉休校が、子どもたちの体に影響を及ぼしていることがわかりました。学校現場を取材すると、コロナ禍で行う運動の難しさがみえてきました。
 愛知県岡崎市の根石小学校、来週に迫った体育の発表会の練習をしていました。

 6年生たちが発表する「ソーラン節」を練習する一方で、気になる調査結果が発表されました。

「身体機能の一番の変化は『転びやすくなった』ことです」(愛知県三河 青い鳥医療療育センター 伊藤忠 専任研究員)

 愛知県三河青い鳥医療療育センターと名古屋大学の研究チームは、根石小学校などの1年生110人を対象に行った健診結果を分析。

 学校が一斉休校となり、ステイホームが呼びかけられた2020年4月の緊急事態宣言の前後で運動能力などの結果を比較しました。

 特に大きな違いが表れたのが、片足で立ち続けられる時間。

 宣言後の児童は、宣言前の児童よりも平均で20秒以上短くなっていて、さらに「転倒のしやすさ」を算出した結果、約1.9倍に増えていたことがわかりました。

 「本来養っていかなくてはいけないところ、コロナ禍で制限がかかってしまったために、バランス機能が不十分だったことが予想されます。単純な成長には大きな影響はないかもしれないが、ケガをしやすいとか、そういったところで成長の妨げになってくるのではないかと思います」( 伊藤忠 専任研究員)

 調査した研究員は、「質の高い運動を行うことが子どもには必要だ」と指摘します。

 「元通りの環境に少しずつ戻していくことが、質が高い運動へつながっていくと思います。バランス機能が低下しているので、バランスを養うようなトレーニングをやる必要があるし、遊ぶ上でも家の中で例えばゲームで体を動かすのはとても質が高いものではないので、外でジャングルジムや平均台・うんていなどを使うのがひとつの質と思います」( 伊藤忠 専任研究員)
 

「ソーラン節」を練習する6年生(愛知県岡崎市)

「バランス機能の低下」、子どもたちはどう感じている?
「鬼ごっこやドッジボールも減ったと思います。学校の施設内で運動する機会が減って、密になっての運動を避けた運動が増えて、集まっての運動が出来なくなったと思います」(小学6年生)
「コロナで外で遊ぶ機会も減ってゲームすることが多くなり、外で鬼ごっこする時に息切れをすぐしたりします。いまは鬼ごっこで、普通に走っていてもよく転んでしまいます。低学年が放課後によく転んでいるの見ます」(小学6年生)

 教室では分かりにくい子どもたちの小さな変化。

 研究に協力した根石小学校の小野校長は、児童の転倒のリスクにつながることに驚いたといいます。

「調査結果から校内を調べたら、転倒よりもねんざ、少しの転倒でおきるねんざのようなケガが増えていました」(岡崎市立根石小学校 小野隆義 校長)

 「密」や「接触」を避けての学校生活。

 「体育」では、ボールを使った競技などが減っていると言います。

「ケガがひどくなっているので、体育の準備運動は入念にきちんとやっていく、全部家庭にまかせるわけにもいかないし、ある程度学校で運動量の確保をするように、出来る限り考えなければいけないと思います」(岡崎市立根石小学校 小野隆義 校長)

  (10月13日 15:40~放送メ~テレ『アップ!』より)
 

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