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宇野昌磨の分岐点「スケートを見直す良いきっかけになった」 スランプを越え2度目の五輪シーズン

2021年10月8日 08:00
4か月後に行われる冬の北京五輪で、2大会連続出場を目指す名古屋市出身の宇野昌磨選手。前回の平昌五輪で銀メダル獲得も、その後に待っていたのは「人生最大のスランプ」でした。

宇野昌磨 選手(2020年撮影)

 2大会連続の五輪出場を目指す名古屋市出身の宇野昌磨選手。

 前回の平昌五輪では4回転ジャンプを次々に決めるだけでなく、類まれな表現力を武器に羽生結弦選手とともに日本勢ワンツーフィニッシュを飾りました。

「宇野選手は、弟分というよりわんこに近い感じですかね。ペットじゃないんですけど、全然支配していないし、むしろ自由なので」(羽生結弦 選手 2018年)

 天真爛漫さも相まって、一躍、時の人に。あれから3年。

 まるで「わんこ」が、リアル「わんこ」の飼い主にもなりました。

 愛犬エマちゃんを前にすれば、優しい笑顔に。

「もともとワンちゃんとか動物が全部苦手だったんですよ、怖くて。でもやっぱ可愛いですね、自分の子は」(宇野昌磨 選手)
 

宇野昌磨 選手(2019年撮影)

「スケートを辞めようかな」銀メダリストを襲ったスランプ
 20歳から23歳へ、私生活だけでなくスケートでも劇的な変化がありました。

 名古屋のリンクで生まれ育った、生粋の地元スケーター。

 「滑っている時がやっぱり一番楽しいって感じ」(宇野昌磨 選手 当時9歳)

 数多くの名選手を輩出する山田満知子コーチらの元、努力を重ねていくと、いつしか23試合連続で表彰台に上がる世界のトップスケーターになっていました。

 2019年、平昌五輪の銀メダリストは、さらなる飛躍を目指し、一大決心をします。

 「小さいころからやっているからこそ、お互いのことを知りすぎているのもあるので、もっと違う環境を見てみてもいいんじゃないかなって」(宇野昌磨 選手)

 実に16年もの間、慣れ親しんだ名古屋のスケートクラブを卒業。

 海外へ武者修行に出向き、メインコーチを付けない極めて異例な道を歩み始めました。

 ところが、待っていたのは人生最大のスランプ。助けてくれるコーチもいませんでした。

 2019年のフランス大会、表彰台を逃したことがないグランプリシリーズで、まさかの8位。

 「どれだけやっても悪い方向にしかいかない、初めて僕はスケートを辞めようかなって思いました」(宇野昌磨 選手)

 孤独な中、どん底の彼を救ったのは「ショーマ!ショーマ!ショーマ!」と止む事のない観客の声援。

 一人だからこそ、周りの支えを再認識出来ました。

 「僕が想像していたよりも色んな方に支えられていたんだなって。スケートも見直す良いきっかけになったなと。あれは必要な失敗だったのかなって、もう一回やり直せますって言われても、もう一回あの失敗を僕はしてほしいと思います」(宇野昌磨 選手)
 

宇野昌磨 選手(2020年撮影)

元世界王者に師事、でも英語がしゃべれなく…
 2020年、アルプスの山々に囲まれたスイスの田舎町で暮らしていた宇野選手。

 ここで、新たな指導者に出会っていました。

 かつての世界王者、ステファン・ランビエールコーチです。

「先生というより立場よりも一緒に隣を歩いてくれるっていう、人柄が好きという気持ちでこのチームに入らせていただいて」(宇野昌磨 選手)

 心を許せる味方をつけ心機一転、再スタートを切りました。

 そんな彼に、また一つ大きな壁がそびえ立ちます。

「英語が喋れないんですよ。ほぼyesとmeybeぐらいしか喋れなくて、コーチに英語を早く覚えてほしいといつも言われます」(宇野昌磨 選手)

 スイスではもっぱら一人暮らし。一人がゆえに気づけたことは、私生活でもありました。

「モノって片付けないとなくならないんですよ。ずっと置いてあるんですよね!全く動かないんですよ」(宇野昌磨 選手)

 プライベートでも、伸びしろは無限大のようです。
 

宇野昌磨 選手(2020年撮影)

2年分の思いを胸にグランプリファイナルを目指す
 いよいよ本格化する北京五輪シーズン。

 信頼するコーチに、競技用としては初めて振り付けてもらったプログラムで挑みます。

 まずは、オリンピックの前哨戦となるグランプリシリーズ。

 10月22日から始まるアメリカ大会と、11月の日本大会に出場します。

 2019年は不本意な結果に終わり、2020年はコロナの影響で出ることすら叶わなかった舞台です。

 2年分の思いを胸に、上位6人のみが進出できるグランプリファイナルを目指します。

「僕はあまり自信がありますとかいつもは言わないですけど、今年は少し皆さんに期待していて欲しいって言える状態にいますので、少しだけ期待していてください」(宇野昌磨 選手)
 

GPシリーズ 地元スケーターの出場日程

五輪の前哨戦となるグランプリシリーズが10月から開幕
 グランプリシリーズは2週間後のアメリカ大会が開幕戦になります。

 アメリカ大会には、この地方から宇野昌磨選手の他に、中京大学の横井ゆは菜選手、さらにペアには中京大学の三浦璃来・東海市出身の木原龍一組が出場します。

 そして、第2戦カナダ大会には中京大学の山本草太選手が登場。

 現在急成長中・名古屋市出身の松生理乃選手は、羽生結弦選手と同じ日本大会とロシア大会にエントリーしています。

 氷上サバイバルを勝ち抜いた上位6人のみが進出できるグランプリファイナルは、12月9日から大阪で開催されます。

 (10月7日 15:40~放送メ~テレ『アップ!』「じもスポ!」コーナーより)
 

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