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感染急拡大時に保健所“パンク”した三重県四日市市 病院が患者への聞き取り「肩代わり」システムを構築

2021年9月23日 19:15
「第5波」で感染者数が急増し、保健所の患者への聞き取り作業が追い付かない状態を経験した三重県四日市市。緊急事態宣言が9月末に解除される見込みを前に、医療機関が保健所の業務の一部をカバーし患者を救う『セーフティーネット』を構築しています。
保健所の聞き取り作業が追いつかない…聞き取り前に自宅療養中の男性死亡も 
 緊急事態宣言が続く三重県。中でも感染者数が急激に増加したのが四日市市です。

 8月18日には36人だった感染者数は、10日間で4.5倍ほどに…四日市市だけでも1日150人~160人という日が数日続きました。

 第5波のピークに近づきつつあった8月24日、四日市市は自宅療養中の男性が死亡したと発表しました。

 保健所は、入院が必要かどうかを判断する聞き取りを男性の陽性が判明した2日後に行う予定でしたが、聞き取り前に死亡したということです。

「発生届があれば、聞き取りは速やかにというのが原則。急激な感染者の爆発状況の中で多少の遅れがありました」(四日市市 担当者)
 

三重県立総合医療センター提供

「最初に対応した病院が患者への聞き取り作業も」医師会が呼びかけ
 “感染の爆発”に保健所の対応が追い付かない中、四日市医師会は9月8日、病院間の連携を強める方針を打ち出しました。

「今までコロナを扱ってきた基幹病院と保健所と医師会の3者が協力して、業務量を分担しながら全体でやっていこうという形になりました。結果として保健所の業務を減らすことになるので、第4波以前の状況に戻せるのではないかということでやっています」(みたき総合病院 鈴木悟 副院長)

 四日市市ではこれまで、コロナ患者の健康状態の聞き取り作業が保健所に集中していました。

 そこで医師会は、感染の判明から保健所が対応できるようになるまでの間、最初に対応した病院が患者への聞き取りを行うよう呼びかけました。

 患者を1人も取りこぼさない『セーフティネット』の構築です。

「本人が電話でゼエゼエ言っているとか、肺炎を起こしているというのは医師であればわかるので、かかりつけ医が朝晩2回電話して、健康状態やモニターの値だけでなく、本人がしんどくないか、食事取れたかどうか、どれかおかしかった場合には、そこへ出向いて自宅待機している患者を実際目で見るということをしないと不幸な結果を招きかねないと思います」( 鈴木悟 副院長)
 

パルスオキシメーターを医療機関に

パルスオキシメーター貸し出しも医療機関が直接
 さらに、対応のスピードアップも…

 四日市医師会によると、これまでは重症化の判断材料にもなるパルスオキシメーターの貸し出しは医療機関が保健所を通して県に依頼し、届けられていました。

 しかし9月10日ごろからは、県からあらかじめ医療機関に預けておくことで、自宅療養中の人が速やかに受け取れるようになったといいます。

「医療業界全体が一丸となって対応しないといけないという形に、徐々に変わりつつあります」(みたき総合病院 鈴木悟 副院長)

(9月23日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)
 

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