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拡大する子どものコロナ感染 医師「小児の重症者、今後上がってくる」 健康状態で注意すべきポイントは?

2021年8月27日 09:00
 10代以下のこどもの感染も急増しています。東海3県の10代以下の感染者数を月別でみると、8月25日までは、愛知3650人、岐阜877人、三重1017人と、第4波の5月に比べても大幅に増えています。

東海三県・19歳以下の感染者(メ~テレまとめ)

子どもたちへの感染拡大「予想されていたこと」
 子どもたちへの感染が広がっている理由について、国立病院機構三重病院の菅秀医師に聞きました。

 「ワクチン接種が進むと、ワクチン接種率の高い高齢者および成人の患者は減っていく。接種率が低い10歳以下、接種をしていないそれ以下の子どもたちの割合が相対的に増えてくるのは当然のことだと思う。しかしながら、絶対数としても増加しているので、ワクチン接種による変化に加えて、デルタ株への置き換わりによって感染力が強くなっている。その影響が否定できない」(国立病院機構三重病院・菅秀医師)

 Q.子どもたちもデルタ株に感染する?
 「コロナウイルスに限らず、どの病原体でも免疫を持たない人を目掛けて感染していく。ワクチンや感染によって免疫を獲得していない集団に患者の発生がシフトしていく現象がみられる」
 「麻疹や百日咳のように、子供たちにワクチン接種すると、子どもたちは罹らないけれども大人が罹るようになってくる。今回のコロナは逆の現象が起こっていて、これまでは成人を中心に感染が拡大していて、同様にワクチンも成人に接種されてきたので、成人には罹りにくい状態になっていると思う。したがって、いずれ小児患者が増えてくることは予想されていたことで、それが今まさに起こっている」(菅秀医師)
 

19歳以下の感染者 重症化と感染経路について

風邪のような症状があればコロナを疑ってほしい
 また、菅先生によると、10代以下の感染者の症状や経路については、次のように示しています。

・未就学児・小学生・中学生・高校生以上の重症化はほぼ無い。
・感染経路としては、未就学児や小学生は家庭内が多いが、年齢が上がるにつれて家庭の外で感染するケースが多い。

 Q.子どもたちの重症化はほぼない?
 「全年齢群においてほぼ無いでよいと思う。厚生労働省が全国のデータを取りまとめて発表しているが、それによると約8万人の20歳未満の患者がいままで累積で発生しているが、重症者はゼロと発表されている。しかしながら、本当にゼロかというとそうではなく、実際には各地の小児科医の先生方の話を聞くと、小児の重症患者が発生しているのは事実なので、今後、患者数は増えていくと重症者数も上がってくると思う」(菅秀医師)

 Q.子どもたちが感染した際の症状の特徴は?
 「症状については、子どもの場合は大人に比べて軽い方が多い。子どもで気を付けなければいけないのは、熱が高く上がった場合に他の病気でもそうだが、ひきつけ、熱性けいれんを起こすリスクがある。食事が食べられなくなり、簡単に脱水症状になることを留意してほしい」(菅秀医師)

 Q.従来の風邪とコロナでの症状の違いは?
 「今回のコロナウイルスも、従来の風邪を引き起こすコロナウイルスの親戚なので、症状も同じものと考えていいと思う。今のところ、小児、特に乳児にとってはRSウイルスの方が非常に重症化率が高く、患者数も今年は過去にないぐらい大流行している。恐るべきウイルスなのは間違いない。ただ今後、コロナも重症者が出てくる可能性があるので注意は必要だと思う」(菅秀医師)

 Q.かぜのような症状でもコロナを疑った方がいい?
 「『こういう症状があればコロナだ』というものがないので、風邪の症状がある、あるいは症状が全くなくても感染していることはあるので、いわゆるリスク行動や接触というものがあれば、積極的にコロナを疑って検査をしていただきたいと思う」(菅秀医師)
 

子どもの健康状態 チェックすべき4つのポイント

「子どもが感染したら」観察するべきポイントは?
 そして、「もし子供が感染していたら」どうしたらいいのか。国立成育医療研究センターによると、子供の状態を観察するとき4つのポイントがあるといいます。

1.機嫌
2.食欲
3.顔色
4.呼吸の様子

 呼吸については、「息苦しそうではないか」「息を吸う時に胸がぺこぺことへこむ、陥没するような呼吸になっていないか」をみること。これらが問題なければ心配はいらないということです。

 機嫌が悪い、食欲が低下しているほか、意識がはっきりしない、おう吐を繰り返すなどの症状があれば、担当の保健所や、かかりつけ医に早めに相談してくださいとのことです。

(8月26日15:40~放送メ~テレ『アップ!』より)
 

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