名古屋城の天守に「金シャチ」が帰還 移動はヘリコプターを使い大掛かりな作業に

2021年7月22日 17:55
 名古屋のシンボル、名古屋城の金シャチが22日の朝早く、約4カ月ぶりにヘリコプターで天守へ戻りました。無事に元の位置に戻っても、この先には大変な作業が待っています。その作業とは?
 22日の午前8時すぎ、名古屋城の金のシャチが、無事に天守へ。コロナ禍の名古屋を盛り上げるため、栄のミツコシマエヒロバスなどで展示され、約4か月ぶりに名古屋城の定位置に戻りました。

 ヘリコプターによる搬送の様子を見に来ていた人は…

「やっぱり名古屋城は金シャチがなけりゃね。名古屋城の顔ですからね」
「皆が同じものを見て、いいね、きれいだね、かっこいいねと言っていると、それだけでもすごく心が安らぐというかそういう気持ちになる」(見物した人)

 金シャチの搬送作業は早朝から始まりました。

 天候などを見ながら、早ければ午前7時半ごろから、つり上げ作業がスタートする可能性もありましたが、8時すぎの開始とスケジュール通りでした。
 

取り外しや設置は大人数が必要(提供:名古屋城金シャチ特別展覧実行委員会)

金シャチ”帰還”は決して簡単な作業ではなかった
 この、金シャチの”帰還”は、決して簡単な作業ではありません。

 愛知県体育館の広場からヘリコプターでつり上げ、本丸御殿など、文化財の上を通らないように、40m離れた天守へ1体ずつ運びます。

 さらに、屋根に取り付ける際は、職人さんの手に委ねます。

「元々金シャチが付いていたところに、カバーがついています」(安藤ハザマ名古屋城金鯱作業所・藤墳至所長)

 カバーを外して、金シャチを取り付けるといいます。

「天守自体はコンクリート造の建物ですので、コンクリートの梁からアンカーボルトが突き出ていて、そのボルトで金シャチ自体を固定する形をしています」(藤墳至所長)

 写真は金シャチの口の部分、口を正面から見た内部の様子。見えているのが、金シャチを固定するボルトです。

「親指よりも太いぐらいのボルトになりますね」(藤墳至所長)

Q.金シャチは大きいので、もっと巨大なボルトで固定されているかと
「4本でも十分な強度があるところに、10本のボルトを配置しているので、まったく強度に問題はないと思います」(藤墳至所長)
 

地上に下ろす作業の様子・今年3月(提供:名古屋城金シャチ特別展覧実行委員会)

1体の固定に10人がかりで「3日」
 とにかく金シャチのとりつけ作業はとても大変だそうで…

Q.固定する位置を合わせるのはヘリコプターのパイロット次第?
「ヘリコプターでは位置を合わせる精度は出ないので、1メートルぐらいのところに作業床を作って、そこから金シャチをチェーンブロックで下ろして、ボルトの穴に合わせて固定するので、天守の屋根の上には戻りますけど、まだ天守には付いていない状態です。1体10人くらいで固定して3日ぐらいかかります」(藤墳至所長)

 天守に燦然と輝く金シャチを見られるのは、8月中旬ぐらいになる予定です。

(7月22日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)
 

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