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職域接種は申請殺到で一時休止、一方でガラガラの集団接種会場も 中小企業は困惑「順調に進むのか」

2021年6月24日 16:43
 加速したはずの接種に、ブレーキです。職場でワクチン接種を進める職域接種について国は23日、突然新規の受付を休止すると発表しました。名古屋の企業からも不安の声があがっています。
中小企業はハンデがある 受付休止の直前に駆け込みで申請
 23日の夜、ワクチン接種を担当する河野大臣は、次のように話しました。

 「職域接種については金曜日の午後5時をもって申請を一時休止させていただきたい。現時点で適正在庫を確保するためにどうするかということを苦労している状況ですので、この時点で休止するのはやむを得ないと判断しました」(河野大臣)

 理由として挙げたのは、“供給量の限界”でした。

 一日のワクチン配送量も限界に迫っているというのです。

 職域接種の新規受け付けの一時休止を受けて、23日に急いで申請したという名古屋の企業もありました。

 「我々、中小企業は大企業に比べてハンデがあり残念な思いをしたが、なんとか一時受け付け停止の直前に駆け込みで申請ができました」(高砂電気工業 浅井直也会長)

 23日、愛知県・豊明市の藤田医科大学病院で職域接種の打ち合わせを行っていたのは、名古屋市緑区にある「高砂電気工業」です。

 従業員は250人ほどの精密部品メーカーです。

 職域接種は、従業員1000人以上の大企業が対象ですが、「高砂電気工業」は地元緑区の中小企業11社と連携し、約1800人の接種希望者を募っていました。
 

藤田医科大学病院 大規模接種会場(愛知県豊明市)

藤田医科大学病院の接種会場を利用へ でも見通し立たず
 会場は、県が設置する藤田医科大学病院の大規模接種会場を使います。

 接種時期は7月5日以降で1日200人の接種を想定していますが、実際に始められるのがいつになるか見通しが立っていないといいます。

 「正直、人数の把握や病院との打ち合わせはできていなかったが、一時休止の報道に驚いて、慌てて分かっている範囲で申請だけ済ませました。接種は、一日も早くです。工場部門は仮にクラスターでも発生したら生産できなくなるので、1日も早く接種という思いはずっと持っていました。我々も正直、不安ですね。申請は終わったものの順調に進むのかどうなのか…僕らでやれることをとにかく頑張ってやるしかないと思います」(高砂電気工業 浅井直也会長)
 
予約0.3%のパロマ瑞穂スタジアム 「遠すぎる」
 職域接種の枠が限界を迎える一方で、接種可能な枠が余っているところもあります。

 名古屋市は7月から瑞穂区にある「パロマ瑞穂スタジアム」を大規模集団接種の会場にすることにしていて、18日から予約を受け付けました。

 この予約枠が今、大いに余っています。

 名古屋市は7月中、パロマ瑞穂スタジアムで4万3000人の接種を見込んでいますが、予約が可能な65歳以上の枠で計算すると現在わずか140人ほど、0.3%程度です。

 名古屋市の担当者に理由を聞きました。

 「現時点で1回以上の接種を受けている高齢者が全体の3分の2ほどいらっしゃいますので、希望する高齢者の接種がかなり進んできたことで、だんだんと希望する高齢者が減っていると思います」(名古屋市新型コロナワクチン調整担当 原優介さん)

 現在、接種に必要なクーポン券が発送されているのは65歳以上の高齢者。

 かかりつけ医での個別接種や県の大規模集団接種が進んでいることに加えて会場へのアクセスの点からも瑞穂区以外の高齢者が「パロマ瑞穂スタジアム」を選ぶケースが少なかったのではないかということです。

 実際に23日、中村区役所内の集団接種会場で接種した人は、7月からのパロマ瑞穂スタジアムでの接種について、次のように話しました。

 「行かないよ、遠すぎる。ここの方が近いから、自転車で10分で来られるので」(接種した人)
 

名古屋市内 集団接種7月分 予約率は約14%

集団接種 予約率14%で64歳以下へのクーポン券発送前倒し検討へ
 市内28箇所の集団接種会場全体の7月の予約率は今のところ約14%。

 名古屋市は集団接種の予約枠の利用も促そうと64歳以下の人へのクーポン券の発送を前倒しすることを検討しています。

 もともと、名古屋市では7月12日から発送開始予定でしたが、前倒しすることで予約が可能になる年齢層を広げます。

 そして、予約率0.3%のパロマ瑞穂スタジアム。

 接種可能枠を活用しようとさまざまな案が出ています。

 「想定よりも予約数が少ないのは事実。せっかく接種の機会を提供したのでなんとか有効活用したいです。これから若い人の方の接種が進むので、パロマ瑞穂スタジアムを活用いただければと思います」(名古屋市 新型コロナワクチン調整担当 鈴木啓正さん)

(6月24日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)
 

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