五輪チケット、払い戻しの前に再抽選 購入者「誰のための五輪なのか、運営の都合」

2021年6月23日 18:51
 東京五輪の開幕まで残り1ヵ月となった23日、午後4時から始まった大会組織委員会の会見で、観客数の上限決定を受けて行われる販売済みの観戦チケットの再抽選の概要などが発表されました。

五輪チケット再抽選は?

 大会組織委員会は、観客数の上限決定を受け行われる販売済みの観戦チケットの再抽選について、対象は開会式・閉会式、野球、サッカーなどとし、抽選結果の公表は7月6日としました。

 再抽選の詳細について、すでに販売されたチケットの再抽選は、7月6日の未明以降に公式チケット販売サイトで結果が公表されます。

 この再抽選によって、オリンピックの一般向けチケットは、既に販売済みの363万枚から272万枚になり、91万枚が削減されるということです。

 今回の対象となるのは開会式・閉会式含めた以下9の競技になりました。

 陸上、野球、サッカー、ゴルフ、近代五種、ラグビー、ソフトボール、サーフィン、開会式・閉会式
 

五輪チケットの払い戻しは?

再抽選に外れたら?払い戻しは?
 再抽選で当たった人のチケットは有効(利用可)、外れた人は、無効(利用不可)と表示されます。

 外れた人にはもちろん、当選しても希望者にはチケットの払い戻しが行われます。

 五輪のチケットの申請期間は7月6日~15日の10日間です。
  
 パラリンピックは7月16日~26日になります。

 ただし、チケットの払い戻しの受け付けはこれが最後ということで、希望する人は期間を逃さないよう注意が必要です。
 

カヌーのチケットに当選していた女性

チケットを持つ人は払い戻しを決める「誰のための五輪なのか」
 カヌースラロームのチケットに当選していた岐阜県美濃市に住む女性。

 払い戻しに関する詳細な連絡はまだ来ていないというものの、案内があり次第、チケットを払い戻すといいます。

 「今はもう行きたくないです。東京に行く移動もありますし、安心して見られないというか…」

 女性自身もカヌーを趣味にしていて、実際の会場で行われた体験会に参加するほど、五輪を楽しみにしていました。

 ところが、ワクチンの接種状況や東京の人出を見て、今年の春には観戦を断念することを決めます。

 今回、大会組織委員会が決めたチケットの取り扱いでは、払い戻しよりも先に抽選が行わるため、払い戻すつもりだった人が当選してしまう可能性もあります。

 観客側の都合で行けなくなっても、期限が過ぎての払い戻しや転売は認められていません。

 女性が持つチケットは、再抽選対象ではありませんが、次のように話します。

 「行きたい人もいると思うので、私みたいに行きたくない人の分、行きたい人が行けばいいのではないかと思います。とにかく五輪をやってしまおうという、運営の都合のような感じがします」

 さらに、五輪の開催については「誠意が感じられない」とも言います。

 「観客の上限に達していなくても、有観客にして体裁を整えればいいという風に感じます。運よく開催できればいいかなというか、誰のための五輪なのかと思います」

(6月23日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)
 

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