母親の交際相手を殺害、懲役17年の判決 名古屋地裁「一方的に責めることはいささか酷」

2021年6月10日 22:43
 去年2月、愛知県稲沢市の集合住宅で、母親の交際相手の男性を殺害するなどした男に、懲役17年の実刑判決が言い渡されました。

名古屋地裁

 殺人などの罪に問われていたのは、稲沢市の無職林寿満被告(31)です。

 10日の名古屋地裁の判決によりますと、林被告は去年2月、稲沢市の集合住宅で、母親の交際相手の佐野義人さん(当時52歳)を包丁で複数回刺して殺害したほか、母親に左目失明などの重傷を負わせました。

 判決では、「逃げる佐野さんを追いかけたり、『やめて』と懇願する母親を突き刺すなどしたことは強い殺意に基づく悪質なもの」とする一方、両親の離婚など被告が複雑な環境で育ったことをあげ、「被告は3回にわたり自殺未遂を繰り返し、精神的に追い詰められて犯行を行ったことを一方的に責めることはいささか酷な面がある」として、懲役25年の求刑に対し、懲役17年の実刑判決を言い渡しました。

 弁護側は、控訴について「林被告と相談して決める」としています。
 

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