大規模接種会場埋まらなくても「ネガティブなことじゃない」 愛知の接種率は大都市ではトップクラス

2021年6月7日 16:48
 愛知県で大規模接種会場でのワクチン接種が始まって2週間が経ちました。大規模接種会場での予約にかなり空きがでています。なぜ空きが出ているか、その事情を取材しました。
 宣言の延長から初の週末を迎えました。

 ソフトバンク子会社「アグープ」によると、名古屋の中心街である栄と名駅の週末の人出は前の週と比べ、栄は5日(土)が3.6%減りましたが、名駅は若干の増加となりました。

 毎年6月5日に行われる「熱田まつり」。熱田神宮の祭典の中で最も重要とされていますが去年に引き続き、花火など主要な行事は中止となりました。

 愛知県の6日の新たな感染者数は169人。1日の感染者は15日連続で前の週の同じ曜日を下回っていますが、大村知事は7日に行われた会見で厳しい状況が続いていると述べました。

「入院患者は7日間平均だと、6日現在だと、まだ947人となかなか厳しい状況。今の減少傾向を維持できるように緊急事態宣言の措置をやっていく」(愛知県・大村秀章知事 7日)

 また、名古屋のデパートジェイアール名古屋タカシマヤでは、地下2階の食料品売り場で従業員11人の感染が判明。7日から10日までの3日間、売り場を臨時休業します。
 

大規模接種会場(県営名古屋空港)

小牧市民は「遠くの空港会場より近くのかかりつけ」傾向?
 大規模接種会場でのワクチン接種が始まって2週間。県営名古屋空港では7日から小牧市民への接種が始まりました。

「ちょっと安心しました」「早い時期に接種を受けたかった。かかる前に予防接種したいと思った」(接種した人)

 これまで1日1000人だった接種枠も、7日からは倍の1日2000人に規模を拡大して接種が行われています。

 進むワクチン接種。一方で予約の枠に空きも出てきているといいます。

「市内でも予約が十分に取れる状況であったことから、少し小牧から近いとはいえ、空港までお越しいただいて接種することを、希望される方が少なかったのかなと思っています」(小牧市接種担当 永井政栄さん)
 

かかりつけ医での接種の様子

 小牧市は、接種券の発送日を1~2歳刻みで年齢ごとに細かく変えることで予約の受付が一度に集中しないようにしました。

 これにより、スムーズに予約がとれるため、大規模接種会場よりも近くのかかりつけ医を選ぶ人が多いといいます。

「すぐに予約ができました。かかりつけ医の方にやってもらった方がいいと思った」(小牧市民)

「予約の枠にキャンセルが出た場合、子ども・子育てに関する方であったり、順序を決めて受けていただいている仕組みを作っていますので、そういった方々にも接種をしていただきながら進めていきたい」(小牧市接種担当 永井政栄さん)
 

藤田医科大学病院副院長・岩田充永さん

大府市の枠でも大幅な空きが…その分は保育士などが接種
 一方、もう1つの大規模接種会場、藤田医科大学病院では、先週土曜日から大府市民への接種が始まりました。

 大府市は、大規模接種会場での予約枠を2500人分確保していました。しかし、予約を締め切った時点で約1200人分の空きが出たといいます。

「大府市では個別接種と集団接種がすでに始まっていて、夜の枠が空いているという状況だったので、保育士や高齢者施設、障害者施設のスタッフに打つことに決めてやらせていただいています」(大府市健康増進課・中村浩課長)

 予約がなかった分は、保育士や高齢者施設の職員などに接種しました。

「今マスクをしているので、子どもたちに表情を見せてあげることができないので、できるだけ早く日常が戻ってほしい」(接種した保育士)

 大規模接種会場で余る接種枠。しかし、決して接種が進んでいないわけではないといいます。

「愛知県は人口が多い10都道府県で接種率トップなので。大規模接種会場が埋まらないのはネガティブなことじゃない。個別接種ががんばっているということ」(藤田医科大学病院副院長 岩田充永さん)

 大規模接種会場では、今後も空いた枠について保育士や高齢者施設の職員など各自治体の優先順位に沿ってワクチン接種を進めていきたいとしています。

(6月7日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)
 

これまでに入っているニュース

もっと見る