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入管収容中に死亡のスリランカ人女性 遺族「お姉さんは殺された」死亡経緯を入管に問う 名古屋

2021年5月17日 15:29
 スリランカ人の女性が、名古屋の入管施設で、体調不良を繰り返し訴えながら死亡した問題。入管の中間報告の客観性や、真実性に疑問符がつきかねない記録が存在していたことが分かりました。遺族らは17日、名古屋入管を訪れ、説明を求めました。

ウィシュマ・サンダマリさんの葬儀(16日)

遺族「誰が責任をとっているのか、わからない」
 名古屋出入国在留管理局の収容施設で、3月に亡くなったウィシュマ・サンダマリさん(当時33歳)の葬儀が、16日、市内で営まれました。

 「お姉さんが亡くなったことは、お母さんも、私たちも、すごく悲しいです。こんなことになって、誰が責任をとっているのか、私たちもわからない」(ウィシュマさんの妹)

 支援者によると、ウィシュマさんは、2017年に来日しましたが、日本語学校の学費が支払えなくなり退学したということです。

 在留資格を失い、2020年8月、名古屋入管の施設に収容されました。

 2021年1月ごろから、繰り返し体調不良を訴えていましたが、3月6日、施設内で倒れた後、亡くなりました。

 死因について出入国在留管理庁は「調査中」としています。
 

名古屋出入国在留管理局(名古屋・港区)

入管の「中間報告」に疑問符
 体調不良を訴えていた、ウィシュマさんに、適切な治療は施されていたのか。入管の中間報告の客観性や、真実性に、疑問符がつきかねない記録が存在していました。

 出入国在留管理庁の中間報告には、2月5日のウィシュマさんの診察の際「医師から点滴や入院の指示がなされたことはなかった」と記されています。

 しかし、関係者によると、2月5日の診察記録には、医師が点滴や入院を指示する内容が記載されています。
 
 この診察記録について、法務省は13日、中間報告の作成前に、確認したことを認めています。
 

ウィシュマさん遺族の会見(17日)

遺族の問いに入管は調査中 遺族「この中で私のお姉さんは殺されたんですね」
 なぜ診察記録の存在を記さなかったのか。

 14日、上川陽子大臣は、閣議後の会見で、次のように話しました。

 「Q:記録が残っていることをまったく記載していない。判断したのはどなたですか?」
 「A:調査チームが、最終報告にむけて、調査している段階ですので、お答えは差し控えさせていただきます」(法務省 上川陽子大臣)

 「Q:適切だったのか。」
 「A:それに対する評価も含めて、調査チームの客観公正な、調査にゆだねているます」(上川大臣)

 また、関係者によると、ウィシュマさんが死亡する2日前、診察をした精神科医が、一時的に収容を解く「仮放免」の提案をしていたと言います。

 遺族は17日、名古屋入管を訪れ、ウィシュマさんが死亡した経緯などを尋ねましたが、入管からの回答は「調査中」に留まったということです。

 「中に入ってみたら、すごく悲しかった。この中で私のお姉さんは、殺されたんだという事を感じた。法務大臣は、この問題に、もっと関わって、ちゃんとした答えを出すと思いましたけど、そうでもなかった。2か月以上になっていたんですけど、私達には何も報告はなかったんです」(ウィシュマさんの妹)

 法務省は「ウィシュマさんの死因について、結論が出た段階で、最終調査結果を取りまとめる」としています。

(5月17日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)
 

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