集会所の工事費など市の補助金をだまし取った罪 元自治会長「間違いない」起訴内容を認める 三重県津市

2021年5月11日 17:20
 三重県津市から補助金をだまし取ったとされる元自治会長は、11日の初公判で、起訴内容を認めました。

田辺被告がだまし取ったとされる補助金の数々

元自治会長「間違いないです」と補助金をだまし取った罪を認める
 三重県津市の相生町自治会の元会長、田辺哲司被告(61)

 自治会の掲示板工事の補助金、13万円。ゴミ集積所設置の補助金、75万円。そして、集会所の工事をめぐる補助金、100万円を津市からだまし取った罪に問われています。

 津地裁で11日に開かれた初公判。

 田辺被告は、「間違いないです」と、掲示板工事と、ゴミ集積所設置の補助金をだまし取った罪を認めました。

 続く冒頭陳述で、検察側は「田辺被告は、補助金を受給した後、自治会の口座から引き出して、飲食代金に使った」と指摘しました。
 

田辺被告による市職員の私的利用の実態

犬の散歩に病院の予約 公務員を「私物化」
 取材を進めていくと、田辺被告と市職員とのいびつな関係が明らかになりました。

 「他の職員が怒られたり、謝罪させられたりとか、何度も見たことがあるので」
 「実際、自分も3~4回、坊主にしたもので、土下座とかね」(市職員・2月28日)

 市の内部調査チームの報告書では、ほかにも「犬の散歩」や「病院の予約や通院時の送迎」など、市職員をまさに「私物化」していた実態がわかりました。
 

自宅に市所有のレンガを設置させた疑い

市の所有するレンガを自宅に設置させた疑い
 10日、市は、新たな報告書を発表しました。

 「元自治会長の事務所に、市の廃材置き場にあった、レンガが使用されていた」(津市 前葉泰幸市長 5月10日)

 警察の捜索が行われていた、田辺被告の自宅裏。その地面に敷き詰められた多くのレンガが、市の「所有物」だったことが明らかになったのです。

 田辺被告の依頼を受けた現役の市職員が、市の事務所から持ち出して勤務時間中に設置したといいます。

 このレンガを持ち出したという職員は、メ~テレの取材に対して
「もう処分するしかない産廃物だと思っていました」
「残土のところに、レンガが一緒に置いてありました」(市職員の男性)
 などと話しています。


 

津市 前葉泰幸市長

明らかになるいびつな関係 市長は「私の責任も明らかにしなければ」
 市の職員は、田辺被告と個人的な付き合いがあり、頼みを断れなかったといいます。

 「田辺被告から、見返りは全くありません」(市職員の男性)
 
 ほかにも、自治会に委託されていたはずの、公園の草刈りなどに、複数の市職員が参加していたことが明らかになっています。

 「私は、市民の皆様に、お詫びをする日が、遠からず来るということを申し上げてきました。お詫びをするということは、私の責任も、明らかにしなければならないと思ってています」(津市 前葉泰幸市長 5月10日)

 田辺被告と市職員との「いびつ」な関係はどこまで明るみになるのでしょうか。

(5月11日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)
 

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