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名古屋の老舗映画館、時短要請に「協力するのが難しくなってきている」 協力金の対象外に困惑

2021年5月11日 16:27
 12日から始まる緊急事態宣言 愛知県内の映画館には、「午後9時までの時短営業」が要請されます。ただし、映画館は1月に引き続き協力金は、対象外とされてしまいました。
上映作品によっては午後9時をまたいでも「やむを得ない」
 名古屋駅から歩いて3分。客席数51席のいわゆるミニシアター、「シネマスコーレ」。

 「2回目の緊急事態宣言の時は、時短営業で、映画を飛ばしたりして、協力させてもらったけど、そこまでの余裕はないですね」(シネマスコーレ・木全純治支配人)

 支配人の木全さんは、「時短営業」には、原則協力するものの、上映する作品の「長さ」によって、午後9時をまたぐのは、今回「やむを得ない」といいます。

 開館以来1日も欠かさずに、上映を続けてきた「シネマスコーレ」でしたが…

 去年4月の緊急事態宣言、愛知県から「休業要請」がありました。

 県からは協力金50万円が支給されましたが、毎月の維持費は、約175万円、大赤字でした。
 

映画館の換気実証実験(提供:愛知県興行協会)

「20分で空気が入れ替わる映画館」実証実験を映像化
 木全さんは、映画館の安全性を訴えようと、映画館での換気実証実験の様子を映像化するアイディアを実行してきました。

 「約20分で空気が入れ替わっているということがわかりました。換気が十分になされているということが実証できた」(愛知医科大学 感染症科 三鴨廣繁教授)

 「興行として太刀打ちできる例年通りのスタイルにはなってきています。コロナに負けてどうするの」(木全支配人 去年8月)

 しかし、今年1月。再びの緊急事態宣言、愛知県は映画館に対して「午後8時までの時短営業」を要請しました。このとき、協力金は支払われませんでした。

 「時短でスケジュールを3月上旬まで組んでます」
 「できる限り早く、感染を収束させることに対する協力だね」
 「あまり長くは続けられない。何も補償がなしではね」(木全支配人 1月)
 

シネマスコーレ(名古屋市中村区)

きちんと対応しているのに要請だけでは『不公平』
 1月の売り上げは、去年と比べて「半分以下」。それでも、時短営業を受け入れました。

 そして迎えた、3度目の緊急事態宣言。愛知が対象地域に加わる前から、木全さんは、対応を議論していました。

 「時短をどうするかだな」(木全支配人 4月)
 「補償してくれればよかった。ただ、それだけの問題だけどね」(坪井篤史副支配人 4月)

 愛知県は、12日から県内の映画館に対して、「午後9時までの時短営業」などを要請します。そして、今回も「協力金の対象外」です。

 事態の長期化に、木全さんは、もう限界だといいます。

 「夜の興行収入は15%くらい。それが閉められると、かなりダメージを受けます。映画館の継続をすることにおいて、何も補償ない中で協力するのは難しくなってはいます」
 「きちんと協力しているところに対して、時短営業の要請だけで終わるのは『不公平』だと思います」(木全支配人)

(5月11日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)


 

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