”コロナ禁酒令”に居酒屋からは怨嗟と諦め 「ノンアルカクテル」に活路求める店も

2021年5月10日 16:25
 12日から緊急事態宣言の対象となる愛知県。時短営業と酒類の提供禁止となる飲食店では、悲鳴があがっています。また、「まん延防止措置」が適用された岐阜県や三重県での飲食店でも苦しい経営状況が続いています。

酒類の提供も禁止となる居酒屋

 7日、緊急事態宣言前の錦3丁目はすでに人通りが少ないように見受けられました。

 12日から緊急事態宣言の対象となる愛知県。

 県内すべての飲食店に時短営業が適用され、酒類の提供も禁止となります。

 「いい判断だと思います。飲みたい人は自宅で飲めばいいし、外で飲みたければ解除されてから思いっきり飲めばいいと思っています」(50代)
 「しょうがないですね。残念な気はしますけど…家飲みですかね。家でご飯作ったりして我慢します」(30代)
 

人通りが少ない錦3丁目(7日撮影)

「料理とお酒がメインなのに…」居酒屋の悲鳴 ”ノンアルコール”への挑戦
 これまでよりも強い措置が出されることになった飲食店。

 対象となる店舗はどのように受けとめているのか、名古屋・栄にある居酒屋を訪ねました。

 「料理とお酒が居酒屋はメインになるので、それの一つが奪われてしまうのは大きいですね。売り上げは今の2,3割までに減ってしまうと思います」(FUKU浜金 店長)
 
 さらに、酒の提供ができなくなることで、在庫の酒にも影響があるといいます。

 「在庫が残ってしまうと賞味期限が切れたり、お客さんがおいしく飲めなくなるので処分という形になってしまう…コストの面とかでもだいぶ圧迫が大きいので…」(FUKU浜金 店長)
 

打開策はノンアルコールのカクテル

 しかし、手をこまねいてはいられません。

 こうした状況を乗り切ろうと、新しいチャレンジに乗り出しました。

 「ノンアルコールドリンクのカクテルなどを充実させたりして、お食事メインのほうに切り替えて営業していこうかなと考えています。おしゃれなものや非日常なものは、家ではなかなか飲めないので、お店で作ったカクテルを提供したいと考えています」(FUKU浜金 店長)
 

時短営業などの対象になる岐阜県の16市町

岐阜の居酒屋「まぁいい加減にしてよ」 バーベキューの自粛も呼びかけ
 岐阜県では、岐阜市や大垣市など16の市と町の飲食店などに対し、午後8時までの時短営業とともに、終日、酒を提供しないよう要請しています。

 「店を営んでいる私たちからしても、まぁいい加減にしてよっていうのはあります。内容をもうちょっと考えるとしてほしかったです。生きている人間のことも考えてほしいです」(NEO大衆酒場おくちゃん 店長)

 岐阜県はバーベキューの自粛も呼びかけ、河川敷への車の進入を防ぐためバリケードを設置しました。
 

時短営業などの対象になる三重県の12市町

三重の老舗居酒屋「開けている意味がない」 客足半分以下に
 また、三重県では、四日市市や鈴鹿市など12の市と町の飲食店に酒を提供しないよう要請するとともに、県内全域の飲食店に午後8時までの営業を要請しています。

 「大いに賛成します。感染拡大を抑えてほしい」(鈴鹿市民)
 「今までより厳しいので効果がある部分と、自粛に慣れてきて人出もあるので、効果が期待できるような、できないような感じです(四日市市に通う人)
 

客足が遠のく老舗居酒屋

 近鉄四日市駅前で65年続く老舗の居酒屋「あさひ食堂」では、対応に追われていました。

 「飲むために来た客は、申し訳ないがお断りさせていただくという形で…」(あさひ食堂 店長)

 こちらのお店ではお弁当の販売などで、売り上げを補おうとしていますが、客足は、以前の半分以下になったといいます。

 「10日も『スーパーとかでお酒買って、家で飲んだりするわ』と言って帰る客がいました。これ以上売り上げが下がったら、店を閉めるしかないですよね。開けている意味がないです」(あさひ食堂 店長)

 今後の営業は、客足を見て判断するとしています。

(5月10日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)
 

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