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「ほんとうに いま たべたいです」入管収容中に死亡、女性が残した言葉 1カ月経っても死因不明

2021年4月9日 17:04
 ビザが切れるなどして不法滞在となった外国人を収容する「入管」。先月、名古屋入管の施設内で1人のスリランカ人女性が死亡しました。体調の不良を訴えていたという女性。施設の内部でいったい何があったのか。遺族らは真相究明を求めています。
 「12.5kgぐらい やせています。ほんとうに いま たべたいです」

 つづられた悲痛な言葉の数々。

 これは先月、名古屋入管に収容中に死亡したスリランカ国籍の女性、ラスナヤケ・リヤナゲ・ウィシュマ・サンダマリさん(33)が、支援者にあてた手紙です。

 今年1月、一時的に収容を解く仮放免を求めた申請理由書の写しには「病院に行って点滴を打ちたいですが、入管は連れて行ってくれません」と書かれていました。

 関係者によりますと、ウィシュマさんは2017年に来日し、日本語学校で学んでいましたが、家族からの仕送りが止まったことで学費が払えなくなり退学。在留資格も失い、去年8月、不法滞在で逮捕、収容されていました。

 そして先月6日、収容施設内で倒れているところを職員に発見され、その後、病院で死亡が確認されました。
 

死亡したウィシュマさん(Facebookより)

面会時「椅子の上にバケツを置いて吐いていた」
 なぜ死亡したのか? 収容中に適切な治療は受けられていたのか? 

 去年12月からウィシュマさんとの面会を重ねてきた難民支援団体の顧問、松井保憲さんは、ウィシュマさんの様子について「異常としか言いようがない状況。椅子の上にバケツを置いて吐いていた」と話します。

 さらに、入館が点滴を受けさせなかった理由も「何も言っていない」といいます。
 
 地元・スリランカの英字新聞も、「責任は誰にあるのか?」という見出しを付け、大々的に報じています。
 

ウィシュマさんが支援者にあてた手紙

 そんな中、9日には日本に住むウィシュマさんの幼なじみが、遺品を引き取りに名古屋入管を訪れました。

 遺品には、ウィシュマさんの衣類や、ノートがあったといいます。

幼なじみは「 (亡くなる前の入管内の)ビデオとか、(遺族から)ウィシュマさんが載っているものは全部ほしいといわれた」と話します。
 

死亡したウィシュマさん(Facebookより)

上川法務大臣「死因の判明にいたっていません」
 上川陽子法務大臣はウィシュマさんの死亡について9日、調査の中間報告を発表しました。

 入管内の診療室や、外部の医療機関で診療は行っていたとしましたが…。

 上川法務大臣「解剖医による鑑定が継続中で、死因の判明にいたっていません」

 引き続き調査を行い、亡くなった原因に一定の結論を得た上で最終報告と必要な改善策を取りまとめるとしています。

死亡したウィシュマさんの幼なじみは訴えます。

 「できるだけ早く(調査結果を)出してください。(亡くなってから)1か月たってこれだけ、足りないです」
 

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