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「大好きな世界一の水族館でした」半世紀の歴史に幕 マンボウで有名な志摩マリンランド

2021年3月31日 19:03
 営業を休止する三重県の「志摩マリンランド」が31日、最終日を迎えました。マンボウの飼育で知られ、多くの人に愛された水族館。館長が51年間の思い出を語りました。
 三重県にある志摩マリンランド。施設の老朽化のため、31日で51年の歴史に幕を下ろします。

 29日、休止直前の志摩マリンランドには、平日にもかかわらず朝から行列ができていました。開館を待つ人は…

 「やっぱりちょっとさみしい、残念っていうか、いろんな思い出が巡ってくるので」「水族館好きな身としてはさみしいのはありますね」(来館者)
 

上皇ご夫妻が水族館を訪れる(2001年)

一番の思い出は「ハゼ」の特別展に上皇陛下が来られた時
 志摩マリンランドといえば、マンボウです。マンボウがみられる水族館として多くの人に愛されてきました。

 館長の里中さんは入社当初からマンボウの飼育に携わってきた一人です。

 「入社していちばん最初にマンボウの飼育に携わってます。当時は全然まだマンボウについてもわからないことがたくさんありましたので、試行錯誤しながら今までやってきました。」(志摩マリンランド 里中知之館長)

 館長にとって特に思い出深い出来事が。

 「上皇さまが来られた時にご案内させていただく機会がありまして、それは私の人生の中で一番の思い出でもあります」(里中館長)

 2001年に上皇ご夫妻も水族館を訪れ、ある魚を熱心にご覧になっていました。その魚は、「ハゼ」。ハゼは上皇さまが長年研究されている魚で、当時「ハゼ」の特別展が開催されていたのです。

 「アケボノハゼというハゼがいるんですけどご案内しているときに美智子さまのアイデアで和名をつけられたと明かされたので私たちも驚きました」(里中館長)
 

別れを惜しむ声が壁一面に寄せられる

「大好きな世界一の水族館でした」来館者からは別れを惜しむ沢山のメッセージ
 志摩マリンランドでは31日まで最後の特別展が開かれました。その名も「ザ・ファイナル」。モクズショイや白いナマコなど、飼育員たちが最後に見てほしい、知ってほしい魅力的な生き物を紹介しています。

 「最後の営業休止の瞬間まで、お客さんがいい思い出作りができるような、そんな手助けができるように、私も努めていきたいと思っています。」(杉山弘樹飼育員)

 そう語るのは、特別展などを担当する杉山飼育員。

 「最後の特別展ということで、スタッフたちの好きな生き物について存分に魅力を表側にアピールしようという展示になってます。かわいいとかきれいじゃなくてすごいところ、こんな魅力もあるんだよというのは気を使っています」(杉山さん)

 そんな特別展の壁面には、 「大好きな世界一の水族館でした」など、お客さんたちからの様々な思いが込められたメッセ―ジが一面に貼られています。このたくさんのメッセージ、館長は…

 「一つ一つじっくり見ると、胸が熱くなるのでできるだけ見ないようにしてますけど、ちょっと落ち着いたらゆっくり見たいと思っています。マリンランドを愛してくれた人がたくさんいらっしゃるのをしみじみ感じておりますので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」(里中館長)

 そして迎えた最終日。

 回遊水槽では、海女による最後の餌付けと共に、「ありがとう」「忘れないでね」などのメッセージが掲げられ、お客さんからは拍手が送られました。

 閉館時間を迎えると、従業員たちが全員で最後の一人までお客さんを見送りました。

 里中館長は「志摩マリンランドは本日を持ちまして営業を休止いたします。51年間ありがとうございました。」と最後のあいさつをしました。

(3月31日 15:40~放送 メ~テレ「アップ!」より)

 

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